500号~599・600号
【特集】500号記念特集:労働問題研究の現在――1980~2000年(1)
特集にあたって 早川征一郎
労働とジェンダー 木本喜美子
労働市場 野村正實
労働者協同組合 小関隆志
■書評と紹介
Jonathan Boston, Paul Dalziel and Susan St John(eds.), Redesigning the Welfare State in New Zealand: Problems, Policies, Prospects 武内砂由美
鈴木良平著『アイルランド問題とは何か――イギリスとの闘争,そして和平へ』 川成 洋
人事院創立50周年記念セミナー報告書『フランスENA官僚の実像』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』402~500号総目次
所報 2000年3月
【特集】労働問題研究の現在――1980~2000年(2)
賃金 遠藤公嗣
非正規雇用――派遣労働を中心に 伍賀一道
社会保障の研究史 高藤 昭
■書評と紹介
山田陽一著『ODAとNGO――社会開発と労働組合』 初岡昌一郎
角瀬保雄・川口清史編著『非営利・協同組織の経営』 三枝麻由美
権上康男著『フランス資本主義と中央銀行――フランス銀行近代化の歴史』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年4月
■論文
「労働の人間化としての職務設計」の基礎――デイビス・グループの1950年代職務設計理論の考察 庄村 長
イギリスにおける賃金審議会の廃止と全国最低賃金制度の導入 田口典男
調査報告電機企業の技術者の職務と人事管理 市原 博
■書評と紹介
リチャード・ウェーランほか著/高田ゆみ子訳『ロバート・キャパ スペイン内戦』川成 洋
成澤むつ子著『自立の開拓者丸岡秀子――わたしの女性史学習ノート』,寺澤正著『三代の男たちと丸岡秀子』松尾純子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年5月
■論文
知的熟練論の実証的根拠――小池和男における理論と実証 野村正實
■学会動向
自己選択と共同性――20世紀の労働と福祉――社会政策学会第100回大会を振り返って 長谷川義和
■書評と紹介
石川准・長瀬修編著『障害学への招待』 岩崎晋也
色摩力夫著『フランコ スペイン現代史の迷路』 川成 洋
林宥一著『「無産階級」の時代――近代日本の社会運動』 梅田俊英
社会政策学会会員研究業績一覧 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年6月
【特集】労働問題研究の現在――1980~2000年(3)
労働組合 井上雅雄
中小企業の労働問題――企業規模別賃金格差論を中心として 猿田正機
■論文
公共部門における労働組合の競合――日本の事例 フランソワ・シマー
■書評と紹介
三富紀敬著『イギリスの在宅介護者』堀越栄子
財団法人日本ILO協会編『講座 ILO(国際労働機関)――社会正義の実現をめざして(上)(下)』 早川征一郎
田沼 肇先生のご逝去を悼む 五十嵐仁
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年7月
■論文
ゼーハイマー・クライスと90年代のドイツ社会民主党――党内右派グループの素描 小野 一
ドイツ労働者書記局における法と運動 岩佐卓也
■研究ノート
1930年代前半期フランスの財政危機とデフレ政策 佐伯哲朗
■書評と紹介
大山博・炭谷茂・武川正吾・平岡公一編著『福祉国家への視座――揺らぎから再構築へ』 埋橋孝文
早川征一郎著『国家公務員の昇進・キャリア形成』 猪木武徳
M. H. Gibbs, Struggle and Purpose in Postwar Japanese Unionism 鈴木 玲
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所1999年度の歩み
所報 2000年8月
■論文
都市,貧困,住民組織――韓国経済発展の裏側 五石敬路
人事管理と雇用平等法制度――アメリカ人事管理に公民権第七編が与えたインパクト 片岡洋子
史料紹介
在墨片山潜の書簡と草稿類,1921年 山内昭人
■書評と紹介
中村健之介・中村喜和・安井亮平・長縄光男編訳『宣教師ニコライの日記抄』 川成 洋
賀川豊彦記念講座委員会編『賀川豊彦から見た現代』 横関 至
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年9月
【特集】労働問題研究の現在――1980~2000年(4)
人事労務管理 橋元秀一
労使関係――自動車・鉄鋼産業を中心にして 鈴木 玲
■論文
労働条件は職務意識を決定する主要因か?――武漢市機械工業における意識調査を中心に 清川雪彦・関権・高田誠
■書評と紹介
岩井浩・福島利夫・藤岡光夫編著『現代の労働・生活と統計』 三富紀敬
法政大学大原社会問題研究所編『証言 産別会議の運動』 栗木安延
中野隆生著『プラーグ街の住民たち――フランス近代の住宅・民衆・国家』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年10月
【第13回国際労働問題シンポジウム】母性保護の国際的基準――ILO母性保護条約・勧告の改定をめぐって
特集にあたって 早川征一郎
ILOにおける審議をめぐって 足利聖治
労働者の立場から 高島順子
使用者の立場から 鈴木重也
ILO基準と日本の母性保護制度 木村愛子
質疑応答
参考資料 ①Convention 183 ②Recommendation 191 ③1952年の母性保護条約(改正)に関する改正条約(第183号)(仮訳) ④1952年の母性保護に関する勧告の改正勧告(第191号)(仮訳)⑤連合資料「ILOの母性保護条約・勧告改定審議結果」⑥2000年母性保護条約・勧告採決結果
■書評と紹介
平井陽一著『三池争議――戦後労働運動の分水嶺』 戸木田嘉久
平英美・中河伸俊編『構築主義の社会学――論争と議論のエスノグラフィー』 野村一夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年11月
■論文
戦間期日本における就業分類概念の形成過程――東京圏の事例 谷沢弘毅
福祉国家類型論と女性の就労 堀江孝司
史料紹介
新たに発見された「沖縄・奄美非合法共産党文書」について(上) 加藤哲郎
■研究ノート
ラルフ・フォックス覚書き――スペイン内戦に殉じた若きイギリスの文学者 川成 洋
■書評と紹介
吉原健二・和田勝著『日本医療保険制度史』 西岡幸泰
山岡義典編著『NPO基礎講座3――現場から見たマネジメント』 小関隆志
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2000年12月
【特集】労働史研究の現在-1980~2000年(1)
戦前期日本の労働史研究 市原 博
戦後期日本の労働史研究 三宅明正
■史料紹介
新たに発見された「沖縄・奄美非合法共産党文書」について(下) 加藤哲郎
■書評と紹介
松村文人著『現代フランスの労使関係』 長部重康
前原穂積編著『検証 沖縄の労働運動――沖縄戦後史の流れの中で』 南雲和夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年1月
■論文
欧州的労使関係とドイツ・モデル 石塚史樹
「社会的表象としてのサラリーマン」の登場――戦前俸給生活者の組合運動をどう見るか 高橋正樹
明治期日本における開業医集団の成立――専門医と一般医の身分分離構造を欠く日本的医師集団の源流 猪飼周平
■書評と紹介
木下賢一著『第二帝政とパリ民衆の世界――「進歩」と「伝統」のはざまで』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年2月
【特集】労働史研究の現在-1980~2000年(2)
ドイツ労働史・労働運動史研究 相馬保夫
■論文
韓国の企業別労働組合における内部政治――H自動車労組の現場組織を中心に 趙孝來/金元重訳
■研究ノート
1930年代イギリス知識人の肖像――サー・リチャード・リース(1900~70)管見 川成 洋
■海外通信(1)
米国における日本研究の一断面――アジア研究学会とハーバード東アジア協会の研究集会に参加して 五十嵐仁
■書評と紹介
岩田正美著「ホームレス/現代社会/福祉国家――「生きていく場所」をめぐって』 玉井金五
柴山恵美子・藤井治枝・渡辺峻編著『各国企業の働く女性たち』 川島美保
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
OISR. ORGの窓[1] 本誌をオンラインジャーナル化 野村一夫
所報 2001年3月
【特集】向坂逸郎――人と蔵書
特集にあたって 早川征一郎
向坂逸郎――その人と業績 小島恒久
向坂逸郎主要著作目録 和氣 誠
向坂逸郎文庫の図書・資料 吉田健二
回顧:向坂逸郎氏の蔵書について――向坂ゆき氏に聞く
■書評と紹介
Duncan McCargo, Contemporary Japan 五十嵐仁
北河賢三著『戦後の出発――文化運動・青年団・戦争未亡人』 松尾純子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年4月
■論文
日本農民組合の再建と社会党・共産党(上) 横関 至
中国における労使関係の展開――中華全国総工会を中心にして 石井知章
知的障害者の人権に関する考察――裁判事例と調査事例を中心に 川上輝昭
■書評と紹介
熊沢誠著『女性労働と企業社会』 深澤和子
Fritz W. Sharpf and Vivien A. Schmidt eds., Welfare and Work in the Open Economy 武内砂由美
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年5月
■論文
電機産業のパートタイマーをめぐる労使関係――A社の定時社員制度を中心に 禿あや美
■研究ノート
外国人単純技能労働者の労働市場と事業所内労働力配置の展開――岐阜県可児市,美濃加茂市立地事業所の事例研究から 坂 幸夫
■証言:日本の社会運動
『労働戦線』の創刊と編集事情(2)――松尾洋・佐藤茂久次氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
Walter Müller-Jentsch und Peter Ittermann, Industrielle Beziehungen Daten, Zeitreihen,Trends 1950~1999 徳永重良
北沢栄著『公益法人――隠された官の聖域』 早川征一郎
社会政策学会会員研究業績一覧 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年6月
【特集】労働史研究の現在-1980~2000年(3)
日本におけるイギリス労働史研究――実証の深化と意味の希薄化 小野塚知二
日本におけるフランス労働史研究 中野隆生
■論文
日本農民組合の再建と社会党・共産党(下) 横関 至
■海外通信
レイバーノーツ2001年大会とチームスターズ民主化同盟 五十嵐仁
■書評と紹介
中北浩爾・吉田健二編『片山・芦田内閣期 経済復興運動資料』(全10巻) 浅井良夫
李ミン珍著『賃金決定制度の韓日比較――企業別交渉制度の異なる実態』 鈴木 玲
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年7月
【特集】社会保障と社会保障研究の現在-1980~2000年(1)
イギリス社会保障の動向と現在 樫原 朗
フランス社会保障研究の現在 藤井良治
■研究ノート
戦後社会運動史資料論――鈴木茂三郎 鈴木徹三
■書評と紹介
宮本太郎著『福祉国家という戦略――スウェーデンモデルの政治経済学』 飯野靖四
李捷生著『中国《国有企業》の経営と労使関係――鉄鋼産業の事例〈1950年代~90年代〉』 洪 明順
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年8月
【特集】社会保障と社会保障研究の現在――1980~2000年(2)
スウェーデン社会保障研究の動向 渡辺博明
ドイツ社会保障研究文献 古瀬 徹
■論文
金大中政府の構造調整政策(上) 金基元/金元重訳
■証言:日本の社会運動
『労働戦線』の創刊と編集事情(3・完)――松尾洋・佐藤茂久次氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
法政大学比較経済研究所・森廣正編『国際労働力移動のグローバル化――外国人定住と政策課題』 桑原靖夫
山口稔著『社会福祉協議会理論の形成と発展」 真田 是
荒川章二著『軍隊と地域』 横関 至
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年9月
【特集】社会保障と社会保障研究の現在――1980~2000年(3)
カナダ福祉国家研究の地平 新川敏光
ニュージーランド社会保障研究の現在 武内砂由美
■論文
金大中政府の構造調整政策(下) 金基元/金元重訳
■証言:日本の社会運動
救援運動の再建と政治犯の釈放(1)――梨木作次郎氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
田中和男著『近代日本の福祉実践と国民統合――留岡幸助と石井十次の思想と行動』 室田保夫
「社会民主党百年」資料刊行会編・山泉進責任編集『社会主義の誕生――社会民主党100年』 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年10月
【第14回国際労働問題シンポジウム】21世紀の社会保障――ILO総会報告・討議の示唆するもの
特集にあたって 早川征一郎
ILOにおける討議をめぐって 川野宇宏
労働者の立場から 村杉直美
使用者の立場から 氏田 誠
ILO基準と日本の社会保障制度 高藤 昭
質疑応答
参考資料:①2001年第89回ILO総会 第6議題「社会保障の課題,挑戦,展望」に関する一般討議における決議と結論(連合仮訳) ②社会保障の最低基準に関する条約(第102号)
■書評と紹介
小松裕著『田中正造の近代』 山泉 進
野添憲治著『労農運動に生きる――秋田の先覚者たち』 吉田健二
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2000年度の歩み
『大原社会問題研究所雑誌』2001年度総目次
所報 2001年11月
■論文
パート労働の職域と要員をめぐる労使交渉――ホテル業B社の事例 佐野嘉秀
ドイツ企業管理層職員(Führungskräfte)による被用者利益代表システム――その1990年代における調整 石塚史樹
■覚書
目安制度下の最低賃金制度の展開と当面するジレンマ 嶺 学
■書評と紹介
都留康編著『生産システムの革新と進化――日本企業におけるセル生産方式の浸透』 富田義典
池田光穂著『実践の医療人類学――中央アメリカ・ヘルスケアシステムにおける医療の地政学的展開』 野村一夫
Tom Gill, Men of Uncertainty: The Social Organization of Day Laborers in Contemporary Japan 中山いづみ
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2001年12月
【特集】協調会の組織と調査事業
特集にあたって 早川征一郎
協調会調査事業の特徴 高橋彦博
協調会の組織動向――「知的共同体」論によせて 梅田俊英
協調会農村課長松村勝治郎についての一考察 横関 至
■研究ノート
戦後社会運動史資料論――鈴木茂三郎(2) 鈴木徹三
■証言:日本の社会運動
救援運動の再建と政治犯の釈放(2)――梨木作次郎氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
武川正吾著『社会政策のなかの現代――福祉国家と福祉社会』 相澤與一
堤和馬著『特殊法人解体白書――ヒト・カネ・利権の全データ』 早川征一郎
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年1月
【特集】日本の社会保障:動向と現在(1)
社会保障法原理後退の過程と現状および課題 高藤 昭
日本社会保障と「財政調整」システム 玉井金五
■論文
「家族ぐるみ」闘争における消費活動をめぐる攻防――日鋼室蘭争議(1954年)を事例として 中村広伸
■証言:日本の社会運動
救援運動の再建と政治犯の釈放(3・完)――梨木作次郎氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
天野寛子著『戦後日本の女性農業者の地位――男女平等の生活文化の創造へ』 吉田義明
法政大学大原社会問題研究所編・梅田俊英著『ポスターの社会史――大原社研コレクション』 小沢節子
水島治郎著『戦後オランダの政治構造――ネオ・コーポラティズムと所得政策』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年2月
【特集】日本の社会保障:動向と現在(2)
公的年金制度の動向と論点――社会保険方式から公費負担方式へ 里見賢治
日本の児童手当制度の展開と変質(上)――その発展を制約したもの 北 明美
■論文
夫婦間の所得の組み合わせの変化が所得格差に与える影響 森 剛志
■書評と紹介
大森真紀著『イギリス女性工場監督職の史的研究――性差と階級』 今井けい
広田義治編著『日鋼労働者と主婦の青春――1954年日鋼室蘭闘争の記録』 鎌田とし子
森裕城著『日本社会党の研究――路線転換の政治過程』 五十嵐仁
OISR.ORGの窓[2] [資料紹介]産別会議旧蔵のパンフレット 吉田健二
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年3月
【特集】日本の社会保障:動向と現在(3)
高齢者福祉サービスの政策動向と構造変化 伊藤周平
医療「構造改革」と国民皆保険体制 西岡幸泰
■史料紹介
モスクワのコミンテルン史料――スペイン内戦関連文書の現状 島田 顕
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(1)――アメリカの労働関係研究所と労働史研究機関国際協会 五十嵐仁
■書評と紹介
京極高宣・武川正吾編『高齢社会の福祉サービス』 中村律子
篠田武司編著『スウェーデンの労働と産業――転換期の模索』 渡辺博明
追悼 鈴木徹三先生のご逝去を悼む 早川征一郎
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年4月
【2002年9・10月号 No.526・527】←PDFはこちら
■講演
老人医療の現状と政策の流れ 石井暎
【特集】日本の社会保障:動向と現在(4)
家族政策・男女平等と社会保障 都村敦子
日本の児童手当制度の展開と変質(中)――その発展を制約したもの 北 明美
■論文
社会主義の世俗化と第一次世界大戦――「クローズⅣ社会主義」前史 尾上正人
■研究ノート
田沼裁判の意義――福祉のあり方への問いかけ 松尾純子
■書評と紹介
猪木武徳・連合総合生活開発研究所編著『《転職》の経済学――適職選択と人材育成』 今野浩一郎
高藤昭著『外国人と社会保障法――生存権の国際的保障法理の構築に向けて』 手塚和彰
山本恒人著『現代中国の労働経済1949~2000――「合理的低賃金制」から現代労働市場へ』 李 捷生
宮城孝著『イギリスの社会福祉とボランタリーセクター――福祉多元化における位置と役割』 井岡 勉
増山太助著『戦後期 左翼人士群像』 吉田健二
伊藤晃著『日本労働組合評議会の研究――1920年代労働運動の光芒』 梅田俊英
■学会動向
雇用関係の変貌 雇用形態の多様化と時間管理の変化――社会政策学会第104回大会を振り返って 五十嵐仁
社会政策学会会員研究業績一覧 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2001年度の歩み
所報 2002年5・6月
【特集】外国人労働者問題の研究動向(1)
日本における外国人労働者問題の研究動向――文献を中心にして 森 廣正
ドイツの外国人労働者に関する研究展望 山本健兒
■論文
グローバリゼーション下の産業再編と地域労働市場――自動車産業にみる周辺部労働間競争 丹野清人
■研究機関動向
労働関係シンクタンク交流フォーラムに参加して 五十嵐仁・鈴木玲
■書評と紹介
河村貞枝著『イギリス近代フェミニズム運動の歴史像』 安川悦子
大友信勝著『公的扶助の展開――公的扶助研究運動と生活保護行政の歩み』杉村 宏
小林謙一編著『中国沿海部の産業発展と雇用問題』 菊池道樹
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年7月
【特集】外国人労働者問題の研究動向(2)
フィリピンからみた外国人労働問題研究の現在 佐藤 忍
パキスタン労働市場の研究 黒崎卓・小田尚也
■論文
大日本農民組合の結成と社会大衆党――農民運動指導者の戦時下の動静 横関 至
■研究回顧
研究回顧シリーズ連載にあたって 早川征一郎
賃金と労働組合 高木督夫
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(2)――ラバディエ・コレクションとルーサー記念図書館 五十嵐仁
■書評と紹介
渡辺博明著『スウェーデンの福祉制度改革と政治戦略――付加年金論争における社民党の選択』 石原俊時
小内透・酒井恵真編著『日系ブラジル人の定住化と地域社会――群馬県太田・大泉地区を事例として』 都築くるみ
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年8月
■特別寄稿
今日の経済・社会政策の潮流批判――労働研究再構築の視点から 髙梨 昌
【特集】外国人労働者問題の研究動向(3)
国際労働力移動問題とタイ――研究動向と今後の課題 浅見靖仁
中国国内労働力移動に関する研究動向――1990年代の出稼ぎ労働力移動を中心に 洪 明順
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(3)――ヤングスタウン州立大学労働者階級研究センターと労働者階級研究大会 五十嵐仁
■書評と紹介
ロバート・フィッツジェラルド著/山本通訳『イギリス企業福祉論――イギリスの労務管理と企業内福利給付:1846-1939』 岩出 博
布川日佐史編著『雇用政策と公的扶助の交錯――日独比較:公的扶助における稼働能力の活用を中心に』 中村健吾
Hagen Koo,Korean Workers: the Culture and Politics of Class Formation 鈴木 玲
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年9月
【特集】外国人労働者問題の研究動向(4)
アメリカ合衆国における外国人労働者問題の研究動向――日本の研究を中心に 庄司啓一
インドにおける出稼ぎ移民問題――その流入と流出をめぐって 唐規昭・清川雪彦
■論文
ドイツ企業における組織形態・経営方式の変質と企業管理層職員の雇用システム(上) 石塚史樹
■研究ノート
戦後社会運動史資料論――鈴木茂三郎(3) 鈴木徹三
■研究回顧
『社会政策論の方向転換』への旅(上) 池田 信
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(4)――労使関係研究協会(IRRA)全国政策フォーラムとミーニー・センター 五十嵐仁
■書評と紹介
櫻井幸男著『現代イギリス経済と労働市場の変容――サッチャーからブレアへ』 田口典男
Ramesh Mishra,Globalization and the Welfare State 高藤 昭
柄本三代子著『健康の語られ方』 野村一夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年10月
【特集】外国人労働者問題の研究動向(5)
外国人労働者受け入れ論議が照らし出す日本の課題――1980~90年代の日本国内における研究動向の特徴 中川 功
■論文
ドイツ企業における組織形態・経営方式の変質と企業管理層職員の雇用システム(下) 石塚史樹
■研究回顧
『社会政策論の方向転換』への旅(下) 池田 信
■史料紹介
第Ⅱ期(1931~1940年)協調会とその所蔵史料について 梅田俊英・横関至
■書評と紹介
アンドルー・ゴードン編/中村政則監訳『歴史としての戦後日本』上下 石田 雄
山下充著『工作機械産業の職場史 1889~1945――「職人わざ」に挑んだ技術者たち』 前田裕子
水野秋著『太田薫とその時代――「総評」労働運動の栄光と敗退』 五十嵐仁
OISR.ORGの窓[3] 20世紀ポスター展(戦後版)の公開について 鈴木 玲
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』2002年度総目次
所報 2002年11月
【第15回国際労働問題シンポジウム】協同組合の振興のために――ILO新勧告と日本
特集にあたって 早川征一郎
ILOにおける審議をめぐって 水野順一郎
労働者の立場から 梅村敏幸
使用者の立場から 臼井啓能
ILOの新勧告と日本 中川雄一郎
質疑応答
参考資料①Recommendation 193. ②協同組合の促進に関する勧告(193号) ③発展途上にある国の経済的及び社会的開発における協同組合の役割に関する勧告(127号)
■研究ノート
戦後社会運動史資料論――鈴木茂三郎(4・完) 鈴木徹三
■書評と紹介
池田信著『社会政策論の転換――本質-必然主義から戦略-関係主義へ』 高田一夫
舩橋晴俊・角一典・湯浅陽一・水澤弘光著『「政府の失敗」の社会学――整備新幹線建設と旧国鉄長期債務問題』 澤喜司郎
伊豫谷登士翁著『グローバリゼーションと移民』 北村暁夫
岡崎鶴子著・刊行委員会編『追想 岡崎精郎』,岡崎和郎著・和田書房・月刊『土佐』編集室編『高知県農民運動史』横関 至
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2002年12月
【特集】パート労働の国際比較(1)
ILO労働基準とパートタイム労働の新潮流 山岡熙子
男女均等待遇原則の主流化に向かってEU労働法制の展開(上)――パートタイム労働理事会指令と欧州裁判所判例 柴山恵美子
■研究回顧
労働の社会化と社会的経済 富沢賢治
■証言:日本の社会運動
食糧メーデーと天皇プラカード事件(1)――松島松太郎氏に聞く 吉田健二
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(5)――コーネル大学産業・労使関係学部カサーウッド図書館とキールセンター 五十嵐仁
■書評と紹介
近藤敦著『外国人の人権と市民権』 門田 孝
エリナ・ハーヴィオ-マンニラ著/橋本紀子・森口藤子・橋本美由紀訳『仕事と家族と幸福感――北欧・東欧5大都市の比較調査』 髙橋睦子
梶田孝道編著『国際化とアイデンティティ』 初瀬龍平
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年1月
【特集】パート労働の国際比較(2)
オランダにおける働き方の多様化とパートタイム労働 正木祐司・前田信彦
ドイツ新パートタイム労働法制の2年間 宮前忠夫
男女均等待遇原則の主流化に向かってEU労働法制の展開(中)――パートタイム労働理事会指令と欧州裁判所判例 柴山恵美子
韓国における労働市場の柔軟化と非正規労働者の規模の拡大 横田伸子
■証言:日本の社会運動
食糧メーデーと天皇プラカード事件(2)――松島松太郎氏に聞く 吉田健二
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(6)――マサチューセッツ大学アマースト校図書館とスミス・カレッジの資料館 五十嵐仁
■書評と紹介
田中ひかる著『ドイツ・アナーキズムの成立――《フライハイト》派とその思想』 三宅 立
朝治武著『水平社の原像――部落・差別・解放・運動・組織・人間』 黒川みどり
高木郁朗著『労働経済と労使関係』 早川征一郎
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年2月
【特集】パート労働の国際比較(3)
「意識」としての労働政策――デンマークのソーシャル・アイデンティティの形成 佐藤とよ子
日本における労働力の重層化とジェンダー――パートタイム労働を中心に 三山雅子
■論文
韓国財閥企業における大卒ホワイトカラーの賃金管理――S化学の事例 佐藤静香
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(7)――アムステルダムの博物館とフィンランドの労働組合中央組織 五十嵐仁
■書評と紹介
相馬健次著『戦後日本生活協同組合論史――主要書籍を読み解く』 小関隆志
竹信三恵子著『ワークシェアリングの実像――雇用の分配か,分断か』 逢見直人
平岡公一編『高齢期と社会的不平等』 鎌田とし子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年3月
【特集】パート労働の国際比較(4)
フランスのパートタイム労働――個人の労働時間短縮と半失業の狭間で 鈴木宏昌
男女均等待遇原則の主流化に向かってEU労働法制の展開(下)――パートタイム労働理事会指令と欧州裁判所判例 柴山恵美子
■特別寄稿
産業報国会に対する官僚統制の分権構造 桜林 誠
桜林誠著作目録
■証言:日本の社会運動
食糧メーデーと天皇プラカード事件(3・完)――松島松太郎氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
野村一夫著『インフォアーツ論――ネットワーク的知性とはなにか?』 加藤哲郎
今村寛治著『〈労働の人間化〉への視座――アメリカ・スウェーデンのQWL検証』 浅生卯一
山本惠子著『行財政からみた高齢者福祉――措置制度から介護保険へ』 伊藤周平
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
OISR.ORGの窓[4] 河上肇の直筆詩「同志野坂を迎へて」の公開について 早川征一郎
所報 2003年4月
【2003年9・10月号 No.538・539】←PDFはこちら
【特集】協調会の研究
協調会研究の現状 高橋彦博
戦時下の協調会と村山重忠 梅田俊英
町田辰次郎と協調会 横関 至
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(8)――フィンランド・タンペレで開かれた労働史研究機関国際協会大会(1) 五十嵐仁
■読書ノート
ある専門訳書における「擬人法への蹉跌」――ディディエ・ドマジエール著,都留民子訳『失業の社会学』(法律文化社,2002年2月刊)によせて 長部重康
■書評と紹介
吉田健二著『戦後改革期の政論新聞――『民報』に集ったジャーナリストたち』 海老沢智士
洞口治夫著『グローバリズムと日本企業――組織としての多国籍企業』 安保哲夫
西成田豊著『中国人強制連行』 内海愛子
禹宗・著『「身分の取引」と日本の雇用慣行――国鉄の事例研究』 野村正實
■学会動向
新しい社会政策の構想 20世紀的前提を問う――社会政策学会第106回大会を振り返って 白井邦彦
社会政策学会会員研究業績一覧 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2002年度の歩み
所報 2003年5・6月
【特集】中小企業の経営と労働(1)
「グローバル経済」下での国内製造業中小企業の存立展望と中小企業政策への含意 渡辺幸男
経済構造転換と地域経済振興 吉田敬一
■論文
新労働協約の締結と平和的労使関係の形成――川崎製鈑争議(1948年)とその帰結をめぐって 濱田信夫
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(9)――フィンランド・タンペレで開かれた労働史研究機関国際協会大会(2) 五十嵐仁
■書評と紹介
都留康著『労使関係のノンユニオン化――ミクロ的・制度的分析』 白井邦彦
中川雄一郎編『生協は21世紀に生き残れるのか――コミュニティと福祉社会のために』,野村秀和編著『生協への提言――難局にどう立ち向かうか』 手島繁一
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年7月
【特集】中小企業の経営と労働(2)
日本経済の再生と中小企業運動・序説 大林弘道
日本における中小企業の研究動向――主体,意識,背景,方法,課題 寺岡 寛
■論文
ドイツにおける協約システムの分散化と企業別労働協約――食品加工産業における事例研究 大重光太郎
■批判への応答
中国産業社会の一断面――拙編著の書評へのコメント 小林謙一
■書評と紹介
松村高夫・解学詩・江田憲治編著『満鉄労働史の研究』 高橋泰隆
嶺学・時田純・季羽倭文子編著『高齢者の在宅ターミナルケア――その人らしく生きることを支える』 広井良典
工藤庸子著『ヨーロッパ文明批判序説――植民地・共和国・オリエンタリズム』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年8月
■講演
インターネットにおける学術情報公開の現状と課題――アカデミック・リソースの『地図』を書く 二木麻里
■論文
日本人の労働観――意識調査にみるその変遷 清川雪彦・山根弘子
パート労働者増加の要因――企業規模別による時系列分析 豊田奈穂
介護サービスの限度利用と金銭的価値に関する研究――墨田区の個票データを用いた実証分析 塚原康博
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(10)――スウェーデンの労働資料館と労働組合中央組織 五十嵐仁
■書評と紹介
五十嵐仁著『戦後政治の実像――舞台裏で何が決められたか』 中馬清福
伊藤周平著『「構造改革」と社会保障――介護保険から医療制度改革へ』 武田 宏
倉田剛著『リバースモーゲージと住宅――高齢期の経済的自立』 大山 博
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年9月
【特集】中小企業の経営と労働(3)
中小企業の若年者就業状態と労働組合等の取り組み(上) 相田利雄
市民参加型の産業振興の試み――三鷹市産業振興計画づくりの事例 小谷紘司
■論文
「アリーナ転換」としての住民投票――徳島市・吉野川可動堰反対運動の事例から 高木竜輔
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(11)――ノルウェーの労働資料館と労働組合中央組織 五十嵐仁
■批判への応答
本誌538・539号の長部重康著読書ノート「ある専門訳書における『擬人法への蹉跌』」に寄せて 都留民子
■書評と紹介
横関至著『近代農民運動と政党政治――農民運動先進地香川県の分析』 中筋直哉
清川雪彦著『アジアにおける近代的工業労働力の形成――経済発展と文化ならびに職務意識』 絵所秀紀
佐口和郎・橋元秀一編著『人事労務管理の歴史分析』 久本憲夫
大野正和著『過労死・過労自殺の心理と職場』 鈴木安名
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年10月
■論文
TUCと1944年国民保健サービス構想 伊澤 誠
釜石製鉄所における三鬼隆と生活構造――戦前期における企業人の社会的形成とアソシエーション 高木俊之
片山潜,在米日本人社会主義団と初期コミンテルン 山内昭人
■書評と紹介
千田忠男著『現代の労働負担』 酒井一博
平岡公一著『イギリスの社会福祉と政策研究――イギリスモデルの持続と変化』 星野信也
横山文野著『戦後日本の女性政策』 浅野富美枝
小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉――戦後日本のナショナリズムと公共性』 五十嵐仁
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』2003年度総目次
所報 2003年11月
【第16回国際労働問題シンポジウム】雇用関係の範囲(労働者性)――働く人の保護はどこまで及ぶか?
特集にあたって 早川征一郎
2003年6月の第91回ILO総会について 堀内光子
ILOにおける討議をめぐって 栗真保紀
労働者の立場から 滝沢 弘
使用者の立場から 輪島 忍
雇用関係の範囲(労働者性)――ILO討議と日本 鎌田耕一
質疑応答
参考資料①ILO2003年グローバル・レポート『仕事における平等の時』についてのファン・ソマヴィアILO事務局長メッセージ(ILO駐日事務所訳) ②バックグラウンド情報――「契約労働」の論議から「雇用関係」の範囲へ(ILO駐日事務所作成) ③雇用関係に関する決議(ILO駐日事務所訳)
■論文
中小企業の若年者就業状態と労働組合等の取り組み(下) 相田利雄
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(12)――オランダの国際社会史研究所 五十嵐仁
■書評と紹介
遠州尋美著『グローバル時代をどう生きるか――自立コミュニティが未来をひらく』 加藤哲郎
田口亜紗著『生理休暇の誕生』 中山いづみ
姜徹編著『在日朝鮮韓国人史総合年表――在日同胞120年史』 吉田健二
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2003年12月
【特集】男女共同参画社会の理念と現実(1)
男女共同参画施策の法的課題――ジェンダー平等の達成に向けて 浅倉むつ子
今日の性別職務分離の特徴と改正均等法の理念 石田好江
■論文
女性の長期勤続化による男女間賃金格差の動向――A社にみる1990年代の変化を事例として 小倉祥子
日本共産党機関誌『階級戦』から『マルクス主義』へ――「モスクワ報告書」と『マルクス主義』解題 大野節子
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(13)――イギリスのTUC,労働史研究資料センター,人民の歴史博物館 五十嵐仁
■書評と紹介
稲上毅著『企業グループ経営と出向転籍慣行』 平澤克彦
鍋谷郁太郎著『ドイツ社会民主党と地方の論理――バイエルン社会民主党1890~1906』 石原俊時
山泉進著『平民社の時代――非戦の源流』 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2004年1月
【特集】男女共同参画社会の理念と現実(2)
ジェンダー平等政策の展開と雇用における「結果の平等」――ジェンダー平等政策は「結果の平等」を実現しているか 清山 玲
育児における男女共同参画――私的領域のジェンダー変革に向けた家族政策の検討 下夷美幸
■論文
日本の児童手当制度の展開と変質(下)――その発展を制約したもの 北 明美
全自の賃金原則と日産分会の査定規制(上)――1952年秋闘の事例より 吉田 誠
■海外研究事情
世界の労働関係研究所・資料館・図書館(14)――イギリス・ウォーリック大学現代情報センターとリーズ訪問 五十嵐仁
■書評と紹介
高木郁朗・住沢博紀・T.マイヤー編著『グローバル化と政治のイノべーション――「公正」の再構築をめざしての対話』 高橋善隆
石田光男著『仕事の社会科学――労働研究のフロンティア』 富田義典
橘木俊詔+橘木研究室編著『安心して好きな仕事ができますか――働き方の多様性とセーフティネット』 小杉礼子
島本慈子著『ルポ 解雇――この国でいま起きていること』 平澤純子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2004年2月
■講演
大学と労働組合,NPOとのコラボレーションはどのように可能か?――アメリカにおける現状と課題から探る ケント・ウォン/鈴木玲訳
■論文
労働組合再活性化戦略の研究サーベイ――制度と戦略の相互関係と3つの再活性化戦略の検討 鈴木 玲
全自の賃金原則と日産分会の査定規制(下)――1952年秋闘の事例より 吉田 誠
■調査報告
介護職員の雇用形態の多様化と人事・給与管理 小林謙一
■書評と紹介
篠原健一著『転換期のアメリカ労使関係――自動車産業における作業組織改革』 秋元 樹
坂田周一著『社会福祉における資源配分の研究』 大谷 強
平賀明彦著『戦前日本農業政策史の研究-1920-1945』 横関 至
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2004年3月
■講演
最近の労働災害の特徴について 井上枝一郎
■論文
フランスにおける労使関係と労働組合の変化 松村文人
■研究回顧
「社会労働運動史研究の45年」から 高橋彦博
■書評と紹介
青木紀編著『現代日本の《見えない》貧困――生活保護受給母子世帯の現実』 庄谷怜子
ベティ・フリーダン著,ブリジッド・オファレ編/女性労働問題研究会・労働と福祉部会訳,杉本貴代栄解説『ビヨンド・ジェンダー――仕事と家族の新しい政治学』 有賀夏紀
ジェームス・グリーン著/篠田徹訳『歴史があなたのハートを熱くする――運動をよみがえさせたければ忘れてしまった闘いの過去を思い出せ』 高須裕彦
村尾祐美子著『労働市場とジェンダー――雇用労働における男女不公平の解消に向けて』 中村広伸
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2004年4月
【2004年9・10月号 No.550・551】←PDFはこちら
■論文
占領下日本の再軍備反対論と傷痍軍人問題――左派政党機関紙に見る白衣の傷痍軍人 植野真澄
電機産業における構内請負労働の実態 戸室健作
雇用主としての派遣会社の役割――苦情処理の分析を手がかりに 鹿生治行
■特別寄稿
産業報国運動に関する東条英機陸軍次官通牒の分析 桜林 誠
桜林誠著作目録(第23巻)
■書評と紹介
堀眞由美著『テレワーク社会と女性の就業』 福留恵子
木曽順子著『インド 開発のなかの労働者――都市労働市場の構造と変容』 柳澤 悠
玉井金五・松本淳編著『都市失業問題への挑戦――自治体・行政の先進的取り組み』 沼尾波子
社会政策学会会員研究業績一覧 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2003年度の歩み
月例研究会 戦前日本の生理休暇――自然,身体,資本主義 中山いづみ
所報 2004年5・6月
【特集】韓国自動車産業の構造改革(1)
韓国自動車産業の構造調整(上)――背景,経過,展望 尹辰浩/金元重訳
韓国自動車産業の構造調整をめぐる争点 金基元/金元重訳
■論文
韓国福祉国家性格論争――その限界と新たな出発点 金 成垣
東ドイツにおける日常生活世界――作業班の経済的・社会的意味 石井 聡
■書評と紹介
(財)生協総合研究所編,栗本昭監修『ヨーロッパの生協の構造改革――生き残りをかけた挑戦』 杉本貴志
Brian K. Obach, Labor and the Environmental Movement: The Quest for Common Ground Rick Fantasia and Kim Voss, Hard Work: Remaking the American Labor Movement 鈴木 玲
ロバート・N.プロクター著/宮崎尊訳『健康帝国ナチス』 野村一夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 大原社会労働リンク集の現状と課題 手島繁一
所報 2004年7月
【特集】韓国自動車産業の構造改革(2)
‘混合型’非フォード主義作業組織の形成と進化 周武鉉/金元重訳
韓国自動車産業の構造調整(下)――背景,経過,展望 尹辰浩/金元重訳
■論文
賃金形態論の途絶――小池和男「賃金の上がり方」論 遠藤公嗣
■書評と紹介
猿田正機著『福祉国家・スウェーデンの労使関係』 宮本太郎
日本アナキズム運動人名事典編集委員会編『日本アナキズム運動人名事典』 梅田俊英
中村圭介・岡田真理子著『教育行政と労使関係』 早川征一郎
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 農民運動指導者の戦中・戦後――三宅正一を事例として 横関 至
所報 2004年8月
【特集】21世紀社会システムとNPOの可能性(1)
社会的経済の促進・世界の動向――初めての社会的経済の世界会議・モンブラン会議に出席して 粕谷信次
福祉NPO概念の検討と日本への応用――介護系NPOの全国調査から 安立清史
■論文
大正期の工場看護婦――製糸経営による看護婦養成の事例から 榎 一江
高齢者介護領域における外国人の非正規労働(lavoro non regolare)と「正規化」施策――近年のイタリアの事例から 宮崎理枝
■書評と紹介
ユテ・ベーニング,アンパロ・セラーノ・パスキュアル編/高木郁朗・麻生裕子訳『ジェンダー主流化と雇用戦略――ヨーロッパ諸国の事例』 髙橋睦子
柴山恵美子・中曽根佐織編著『EUの男女均等政策』 中野麻美
法政大学大原社会問題研究所編,梅田俊英,高橋彦博,横関至著『協調会の研究』 西成田豊
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2004年9月
【特集】21世紀社会システムとNPOの可能性(2)
民間非営利セクターの全体像をどうとらえるか?――その骨子を三層の組織類型で把握する試み 山岡義典
■論文
A市高齢者事業団の損害賠償裁判と安全管理――問題点と今後の課題 小林謙一
政策ネットワークと社会福祉改革――介護保険法と改正児童福祉法の比較立法過程研究 稗田健志
■研究会報告
最近のドイツ金属産業における雇用保障と労働条件をめぐる労使対立 高橋友雄
■書評と紹介
塩沢美代子著『語りつぎたいこと――年少女子労働の現場から』 鹿野政直
杉本貴代栄編著『フェミニスト福祉政策原論――社会福祉の新しい研究視角をもとめて』 森川美絵
曽良中清司,長谷川公一,町村敬志,樋口直人編著『社会運動という公共空間――理論と方法のフロンティア』 手島繁一
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 共同学習における中国の影響 劉 全勝
所報 2004年10月
【特集】日本の自動車生産
「人のかんばん」とトヨタ生産方式の対応策 佐武弘章
戦後日本の自動車産業と臨時工――1950-60年代のトヨタ自工を中心に 伊達浩憲
自動車部品産業の国際展開 山﨑克雄
■論文
寡占産業と競争産業における非正規労働者の増加要因――電力業・ガス業・水道業と卸売業・小売業・飲食店を対象に 豊田奈穂
■書評と紹介
大畑裕嗣・成元哲・道場親信・樋口直人編『社会運動の社会学』 片桐新自
浜林正夫著『小林多喜二とその時代――極める眼』 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』2004年度総目次
月例研究会 労働組合の組織力と制度の多様性 権 純元
所報 2004年11月
【第17回国際労働問題シンポジウム】グローバル経済化と国際労働移動――移民労働者のディーセント・ワーク
特集にあたって 早川征一郎
2004年6月のILO第92回総会について 堀内光子
ILOにおける討議をめぐって 森實久美子
労働者の立場から 須賀恭孝
使用者の立場から 阿部博司
ILOにおける移民労働者問題の討議と日本――『グローバル経済の中での移民労働者に対する公正な取り扱いに向けて』を読んで 森 廣正
特別報告 マノロ・アベラ
質疑応答
参考資料①グローバル経済における移民労働者の公正な取り扱いに関する結論(ILO駐日事務所訳) ②移民労働者のためのILO行動計画(ILO駐日事務所訳) ③連合「連合の外国人労働者問題に関する当面の考え方」(抜粋)(連合第14回中央執行委員会,2004年10月21日) ④-1日本経団連「外国人受け入れ問題に関する提言」の概要 ④-2日本経団連「外国人受け入れ問題に関する提言」(抜粋)(2004年4月20日)
■研究回顧
「日常的な労働組合」の研究(上) 栗田 健
■書評と紹介
吉田恵子・斎藤晢・東條由紀彦・岡山礼子著『女性と労働――雇用・技術・家庭の英独日比較史研究』 松浦京子
五十嵐仁著『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス――地球一周:労働組合と労働資料館を訪ねる旅』 戸塚秀夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 日本における民主主義の現在――平和・民主主義・人権をめぐる対抗の現段階 五十嵐仁
所報 2004年12月
■講演
21世紀の東アジア労働力移動に関する多国間対応枠組み マノロ・アベラ/田村優子・川井孝子訳
■特別寄稿
中央大学と横山源之助(上) 立花雄一
■研究回顧
「日常的な労働組合」の研究(下) 栗田 健
■資料紹介
田沼裁判資料――解題と目録 松尾純子
■書評と紹介
中村圭介・前浦穂高著『行政サービスの決定と自治体労使関係』 松尾孝一
ロバート・O.パクストン著/渡辺和行・剣持久木訳『ヴィシー時代のフランス――対独協力と国民革命1940-1944』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2005年1月
【特集】戦前期大原社会問題研究所の国際交流
大原社会問題研究所『日本マルクス主義文献』(未刊行)の意義――戦前期大原社研の国際交流と内藤赳夫の文献目録への取り組み 久保誠二郎
高野岩三郎とD.リャザーノフとの往復書簡(1928年~1930年) 大村 泉
■特別寄稿
中央大学と横山源之助(下) 立花雄一
■論文
農民運動指導者三宅正一の戦中・戦後(上) 横関 至
■書評と紹介
G.エスピン-アンデルセン,マリーノ・レジーニ編/伍賀一道・北明美・白井邦彦・澤田幹・川口章訳『労働市場の規制緩和を検証する――欧州8カ国の現状と課題』 下平好博
安野正明著『戦後ドイツ社会民主党史研究序説――組織改革とゴーデスベルク綱領への道』 平島健司
渡部記安著『21世紀の公私年金政策――米国とスエーデンの最新動向』 武内砂由美
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 地方社会運動史研究の現状――愛知県自治体史を中心に 梅田俊英
所報 2005年2月
【特集】英国の福祉改革の動向と到達点(1)
英国の福祉改革の概観――「Welfare to work」を中心として 大山 博
英国の所得保障改革(上) 榊原 毅
英国の医療福祉サービスの動向と官民関係(上) 伊藤善典
■論文
農民運動指導者三宅正一の戦中・戦後(下) 横関 至
■書評と紹介
丸谷肇著『日本の雇用政策――その展開と特質』 永山利和
兼田麗子著『福祉実践にかけた先駆者たち――留岡幸助と大原孫三郎』 室田保夫
朴昌明著『韓国の企業社会と労使関係――労使関係におけるデュアリズムの深化』 五十嵐仁
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 1920-30年代における労働運動資料(絹業部門)を大原社会問題研究所とウォーリック大学に求めて 永瀬順弘
所報 2005年3月
■講演
労働調査からみた若者の仕事と暮らし 白石利政
【特集】英国の福祉改革の動向と到達点(2)
EU・英国における社会的包摂とソーシャルエコノミー 中島恵理
英国の所得保障改革(下) 榊原 毅
英国の医療福祉サービスの動向と官民関係(下) 伊藤善典
■書評と紹介
木本喜美子著『女性労働とマネジメント』 首藤若菜
伊藤セツ・天野寛子・天野晴子・水野谷武志編著『生活時間と生活福祉』 橋本美由紀
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 韓国金属産業における産業別組合の現状 相田利雄
所報 2005年4月
【2005年9・10月号 No.562・563】←PDFはこちら
【特集】社会運動的労働運動論の概念と現状
社会運動的労働運動とは何か――先行研究に基づいた概念と形成条件の検討 鈴木 玲
日本における社会運動的労働運動としてのコミュニティ・ユニオン――共益と公益のあいだ 福井祐介
アメリカの社会運動ユニオニズム――ロサンゼルスの新しい労働運動に見る 高須裕彦
■論文
韓国における経済危機と社会保障制度の成立 鄭 在哲
■書評と紹介
渡辺雅男著『階級!社会認識の概念装置』 馬場宏二
平地一郎著『労働過程の構造分析――鉄鋼業の管理・労働・賃金』 鈴木和雄
久米郁男著『労働政治――戦後政治のなかの労働組合』 五十嵐仁
善積京子編『スウェーデンの家族とパートナー関係』 中村広伸
社会政策学会会員研究業績一覧(2004年) 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2004年度の歩み
月例研究会 無償労働の貨幣評価の経過と現状――英国国家統計局の試算を中心に 橋本美由紀
所報 2005年5・6月
【特集】社会運動的労働運動論の歴史と現状(1)
“企業別組合を中心とした民衆組合”とは(上)――社会運動的労働組合としての高野総評に関する文献研究 篠田 徹
韓国の社会運動的労働運動の過去と現在(上) 權蕙[えん]/鈴木玲訳
■論文
国民健康保険制度形成過程における医療利用組合運動の歴史的位置――岐阜県小鷹利村を事例として 高嶋裕子
■研究ノート
内職・家内労働研究の課題と分析視角――在宅ワーク研究の進展のために 高野 剛
■書評と紹介
ジェレミー・ワディントン,レイナー・ホフマン編/小川正浩訳『ヨーロッパの労働組合――グローバル化と構造変化のなかで』 松村文人
西成田豊著『経営と労働の明治維新――横須賀製鉄所・造船所を中心に』 高村直助
梶田孝道・丹野清人・樋口直人著『顔の見えない定住化――日系ブラジル人と国家・市場・移民ネットワーク』 佐藤 忍
村串仁三郎著『国立公園成立史の研究――開発と自然保護の確執を中心に』 小祝慶紀
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2005年7月
【特集】社会運動的労働運動論の歴史と現状(2)
社会運動的労働運動と生協労働運動の交叉 手島繁一
“企業別組合を中心とした民衆組合”とは(下)――社会運動的労働組合としての高野総評に関する文献研究 篠田 徹
韓国の社会運動的労働運動の過去と現在(下) 權蕙[えん]/鈴木玲訳
■研究回顧
『資本論』から鉱夫の歴史・レジャー・国立公園の自然保護史の研究へ(上) 村串仁三郎
■書評と紹介
矢野久著『ナチス・ドイツの外国人――強制労働の社会史』 原田一美
外村大著『在日朝鮮人社会の歴史学的研究――形成・構造・変容』 小林知子
(財)日本ILO協会編集・発行『欧米の社会労働事情――欧米人の仕事と暮らし』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 連合と全労連の組織拡大政策とその達成度 早川征一郎
所報 2005年8月
【特集】感情労働論(1)――スキルとしての感情管理
欲望喚起装置としての感情労働――感情労働の「再発見」に向けて 崎山治男
感情管理とサービス労働の統制 鈴木和雄
■論文
片山潜,在露日本人共産主義者と初期コミンテルン 山内昭人
■研究回顧
『資本論』から鉱夫の歴史・レジャー・国立公園の自然保護史の研究へ(下) 村串仁三郎
■書評と紹介
木村保茂・永田萬享著『転換期の人材育成システム』 平沼 高
マジェラー・キルキー著/渡辺千壽子監訳『雇用労働とケアのはざまで――20カ国母子ひとり親政策の国際比較』 髙橋睦子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2005年9月
【特集】感情労働論(2)――スキルとしての感情管理
感情労働とその評価 西川真規子
看護職における感情労働 三井さよ
■論文
福祉の生産アプローチを用いた居宅介護サービスの費用・効果分析 塚原康博
電機産業における派遣・請負労働者の活用と課題――人的資源構造の変化と能力開発型人材管理の課題 木村琢磨
■読書ノート
米田佐代子著『平塚らいてう――近代日本のデモクラシーとジェンダー』の批判的検討 松尾純子
■書評と紹介
法政大学大原社会問題研究所編『証言占領期の左翼メディア』 山本武利
松村高夫著『イギリス鉄道争議と裁判――タフ・ヴェイル判決の労働史』 小笠原浩一
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2005年10月
■論文
産業革命期日本における重工業大経営労働者の「都市下層民」的性格について(上) 西成田豊
徴用制度下の労資関係問題 佐々木啓
企業別組合におけるパート組合員と意思決定過程への関与――正規組合員との比較から 金井 郁
■研究回顧
修業時代の実態調査(上)――共同印刷職場調査(1954~55年)[1] 山本 潔
■書評と紹介
大塚昌克著『体制崩壊の政治経済学――東ドイツ1989年』 山田 徹
遠藤公嗣著『賃金の決め方――賃金形態と労働研究』 小越洋之助
宮田加久子著『きずなをつなぐメディア――ネット時代の社会関係資本』 野村一夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』2005年度総目次
月例研究会 米田佐代子著『平塚らいてう』の批判的検討 松尾純子
所報 2005年11月
【第18回国際労働問題シンポジウム】若者:雇用の促進とディーセント・ワークへの道
特集にあたって 早川征一郎
2005年のILO第93回総会について 堀内光子
ILOにおける審議をめぐって 田中 歩
労働者の立場から 湯本健一
使用者の立場から 平田 充
ILO『レポート』と日本 上西充子
質疑応答
参考資料 若年雇用に関する決議(2005年第93回ILO総会採択,ジュネーブ)(仮訳:ILO駐日事務所)
■論文
産業革命期日本における重工業大経営労働者の「都市下層民」的性格について(下) 西成田豊
■研究回顧
修業時代の実態調査(中)――共同印刷職場調査(1954~55年)[2] 山本 潔
■書評と紹介
ロイドン・ハリスン著/大前眞訳『ウエッブ夫妻の生涯と時代――1858~1905年:生誕から協同事業の形成まで』 都築忠七
森廣正著『ドイツで働いた日本人炭鉱労働者――歴史と現実』 市原 博
水野谷武志著『雇用労働者の労働時間と生活時間――国際比較統計とジェンダーの視角から』 三富紀敬
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 「活憲」論研究序説 五十嵐仁
所報 2005年12月
【特集】韓国労働市場と雇用問題
韓国における労働市場の変化と経済危機――長期的観点からの分析(1963~2005年) 宣在源
韓国製造業の企業規模別雇用創出と消失 権恵子/佐藤静香訳
■論文
欧米諸国における障害給付改革――障害年金を中心に 百瀬 優
■研究回顧
修業時代の実態調査(下)――三井美唄炭鉱見学記(1958年) 山本 潔
■書評と紹介
崎山治男著『「心の時代」と自己――感情社会学の視座』 岡原正幸
濱谷正晴著『原爆体験――六七四四人・死と生の証言』 谷 富夫
森ます美著『日本の性差別賃金――同一価値労働同一賃金原則の可能性』 黒田兼一
Bruce E. Kaufman ed., Theoretical Perspectives on Work and the Employment Relationship[仕事と雇用関係の理論的視座] 鈴木 玲
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2006年1月
【特集】韓国における賃金構造と貧困問題
韓国の賃金構造 黄秀慶/友岡有希訳
韓国の貧困問題 柳貞順/佐藤静香訳
■論文
1952年夏の全自日産分会のプレミアム闘争――全自の賃金原則とのかかわりで 吉田 誠
■研究回顧
わたしの研究生活を語る 塩田庄兵衛
■書評と紹介
堀江孝司著『現代政治と女性政策』 浅野富美枝
佐々木英一著『ドイツ・デュアルシステムの新展開――日本版デュアルシステムへの示唆』 大重光太郎
エリック・ホブズボーム著/河合秀和訳『わが20世紀・面白い時代』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 地方自治体における先進的高齢者福祉の達成と挫折――秋田県鷹巣町の事例 山本補將
OISR. ORGの窓[5] 「『社会・労働運動大年表』データベース」開設 野村一夫
所報 2006年2月
【特集】韓国の労働運動と労使関係
韓国の女性労働と労働運動――非正規職化を中心に 張芝延/横田伸子訳
経済危機以降の韓国労使関係 朴昌明
■論文
家族ヘルパー派遣の決定要因――全村調査より 菊池いづみ
■研究ノート
「共同学習」における中国の影響 劉全勝
■書評と紹介
金東椿著/水野邦彦訳『近代のかげ――現代韓国社会論』 文京洙
刊行委員会編監『山本正美治安維持法裁判陳述集――続/山本正美裁判関係記録・論文集』 伊藤 晃
中村圭介・連合総合生活開発研究所編『衰退か再生か:労働組合活性化への道』 白井邦彦
国際労働研究センター編著『社会運動ユニオニズム――アメリカの新しい労働運動』 熊沢 誠
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 トヨタ生産システムは構想と実行の「再結合」か?――労働者の「熟練」化の批判的検討をつうじて 永田 瞬
OISR. ORGの窓[6] 「高野岩三郎・D.リャザーノフとの往復書簡(1928~1930年)」を公開 早川征一郎
所報 2006年3月
■講演
韓国における産別労組建設運動:成果と課題 林榮一/金元重訳
■論文
韓国の労働時間短縮過程と今後の課題 尹辰浩/佐藤静香訳
総合デカセギ業の誕生――日系旅行社の変容とブラジル日系コミュニティの資本蓄積 丹野清人
児童相談所の組織構成の成立過程――三部制の導入をめぐって 岩永公成
■書評と紹介
名古忠行著『ウェッブ夫妻の生涯と思想――イギリス社会民主主義の源流』 大前 眞
山田昭次・古庄正・樋口雄一著『朝鮮人戦時労働動員』 飛田雄一
中筋直哉著『群衆の居場所――都市騒乱の歴史社会学』 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 IT化の進展と「仕事機会」の関係――「プロジェクト的な働き方」についての一考察 江頭説子
OISR.ORGの窓[7] 「研究所所蔵資料を展示・公開している施設」のこと 若杉隆志
所報 2006年4月
【2006年9・10月号 No.574・575】←PDFはこちら
【国際シンポジウム】日本とロシア――戦争の100年,平和の150年
特集にあたって 相田利雄
ロシアから見えるアジア極東と日ロ戦争 タチヤーナ・フィリモーノヴァ/坂本博訳
日ロ戦争と風刺に見る〈力の政治〉の考察 ソク・ファヂョン
日本における日ロ非戦論 梅田俊英
ロシア思想に現れた日本 坂本 博
日ロ関係の転機としての日ロ戦争 コンスタンチン・サルキーソフ
諸報告へのコメント(1) 和田春樹
諸報告へのコメント(2) ユ・ヒョヂョン
質疑応答
■書評と紹介
松丸和夫監修・労働運動総合研究所編『グローバル化のなかの中小企業問題』 小宮昌平
川合隆男著『近代日本における社会調査の軌跡』 濱谷正晴
森岡孝二著『働きすぎの時代』 永田 瞬
川手摂著『戦後日本の公務員制度史――《キャリア》システムの成立と展開』 早川征一郎
社会政策学会会員研究業績一覧(2005年) 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2005年度の歩み
月例研究会 フランスの移民事情 佐伯哲朗
所報 2006年5・6月
【特集】韓国における非正規労働者と労使関係
日韓労使関係の比較──非正規労働者を中心にして 呉学殊
韓国金属産業における労使関係――企業別組合から産業別組合へ転換 相田利雄
■研究回顧
社会政策論と労使関係の比較研究(上) 徳永重良
■読書ノート
錯綜する「護憲」運動論――五十嵐仁著『活憲』を読んで 高橋彦博
■書評と紹介
中澤秀雄著『住民投票運動とローカルレジーム――新潟県巻町と根源的民主主義の細道,1994-2004』 矢澤修次郎
三富紀敬著『欧米のケアワーカー――福祉国家の忘れられた人々』 垣内国光
中野育男著『米国統治下沖縄の社会と法』 高藤 昭
川嵜兼孝・久米雅章・松永明敏,鹿児島県歴史教育者協議会姶良・伊佐地区サークル著『鹿児島近代社会運動史』 横関 至
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 地域労働運動の可能性――国際比較の観点から 鈴木 玲
所報 2006年7月
■論文
EU憲法における「連合の目標」としての社会的市場経済 石井 聡
雑誌『第三帝国』の普通選挙請願運動に関する一考察 福家崇洋
■特別寄稿
大日本産業報国会資料の表と裏 桜林 誠
■研究回顧
社会政策論と労使関係の比較研究(下) 徳永重良
■書評と紹介
小杉礼子・堀有喜衣[編]『キャリア教育と就業支援――フリーター・ニート対策の国際比較』 上西充子
鈴木玲・早川征一郎編著『労働組合の組織拡大戦略』 三浦まり
小西豊治著『憲法「押しつけ」論の幻』 五十嵐仁
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2006年8月
■論文
2005年連邦議会選挙とドイツ政党政治の変容――理論モデルの再検討を通じた思想史的分析と展望 小野 一
■特別寄稿
日本戦没学生の思想(上)――『新版・きけわだつみのこえ』の致命的欠陥について 岡田裕之
■資料紹介
造船業の「労働時間」(1957年)――電溶職場(本工・社外工)の『着到表』 山本 潔
■書評と紹介
白波瀬佐和子編『変化する社会の不平等──少子高齢化にひそむ格差』 海野道郎
小越洋之助著『終身雇用と年功賃金の転換』 片岡洋子
吉田豊明著『伝説の地方紙「石見タイムズ」――山陰の小都市浜田のもうひとつの戦後史』 吉田健二
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2006年9月
■論文
黎明期労働運動と近代文学――横山源之助と岸上克巳 立花雄一
■研究ノート
協調会イメージの再構成――書評『協調会の研究』7点を承けて 高橋彦博
■特別寄稿
日本戦没学生の思想(下)――『新版・きけわだつみのこえ』の致命的欠陥について 岡田裕之
■史料紹介
日本共産党第三回(「五色温泉」)大会決定の宣言,規約 解題:犬丸義一
■書評と紹介
小川晃一著『サッチャー主義』 梅川正美
村上安正著『足尾銅山史』 二村一夫
村串仁三郎著『大正昭和期の鉱夫同職組合「友子」制度――続・日本の伝統的労資関係』 土井徹平
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 近代日本における社会運動と高知県 梅田俊英
所報 2006年10月
【特集】国際的循環型社会形成の可能性
国際的循環型社会形成の可能性 松波淳也
台湾におけるリサイクルの現状と課題 南部和香
パソコンリサイクルシステムの国際比較――台湾を事例として 赤石秀之
日本と台湾の電力市場における規制緩和と環境問題への取り組み 大平佳男
■学会報告
労働政治の構造変化と労働組合の対応――政治的側面からみた労使関係の変容 五十嵐仁
■資料紹介
造船業の「工数」管理(1957年)――撓鉄・電溶職場の予定工数・実際工数 山本 潔
■書評と紹介
山口道宏編著『男性ヘルパーという仕事――高齢・在宅・介護を支える』 西尾孝司
河村貞枝・今井けい編『イギリス近現代女性史研究入門』 佐伯哲朗
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』2006年度総目次
OISR.ORGの窓[8] 戦前期写真約千点をデータベースで公開 若杉隆志
所報 2006年11月
【第19回国際労働問題シンポジウム】雇用関係と労働者保護
特集にあたって 早川征一郎
2006年のILO第95回総会について 長谷川眞一
ILOにおける審議をめぐって 安達 栄
労働者の立場から 二片すず
使用者の立場から 津守恵子
ILO総会『レポート』と日本 永野秀雄
質疑応答
参考資料①雇用関係に関する勧告(第198号)(2006年6月15日採択) ②雇用関係に関する決議(2006年6月15日採択) ③雇用関係に関する決議(2003年6月18日採択)
■講演
近代日本における社会運動と高知県 梅田俊英
■国際交流
プレハーノフ生誕150年国際会議 坂本博・相田利雄
■書評と紹介
菅沼隆著『被占領期社会福祉分析』 村上貴美子
伊藤善典著『ブレア政権の医療福祉改革――市場機能の活用と社会的排除への取組み』 尾形裕也
森健著『グーグル・アマゾン化する社会』 野村一夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 非正規雇用の拡大とその問題点――労働基準の切り下げに関する一考察 永田 瞬
所報 2006年12月
■論文
在留特別許可の法社会学――日本で暮らす外国人の法的基礎 丹野清人
女性事務職のキャリア形成と「女性活用」――ジェンダー間職務分離の歴史的形成・変容過程の考察 駒川智子
■研究回顧
一社会政策研究者の中間回顧(上) 相澤與一
■書評と紹介
松島静雄監修/石川晃弘・川喜多喬・田所豊策編著『東京に働く人々――労働現場調査20年の成果から』 上林千恵子
本間義人著『地域再生の条件』 橋本美由紀
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2007年1月
【特集】日本における循環型社会形成の可能性
日本の廃棄物問題と関連法制度について 赤石秀之
循環型社会の実現へ向けた自治体の取り組み――荒川区の取り組み紹介 小祝慶紀
日本の電力市場に関するサーベイ――電力自由化と環境政策の現状と課題 大平佳男
■研究回顧
一社会政策研究者の中間回顧(下) 相澤與一
■書評と紹介
牧民雄著『ミスター労働運動――城常太郎の生涯』 永原 丞
室住眞麻子著『日本の貧困――家計とジェンダーからの考察』 塚原康博
河西宏祐/ロス・マオア著『労働社会学入門』 江頭説子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 新しい大人のための公共哲学・試論──連帯の技法・社会関係資本・コモンズ 野村一夫
所報 2007年2月
【特集】オーストラリアの労働運動と労働党
労働運動と新しい社会運動――オーストラリアの事例 ヴェリティ・バーグマン/鈴木玲訳
規制緩和という名の規制強化――豪州「仕事選択法」の検討から 長峰登記夫
オーストラリア労働党の過去,現在,未来 杉田弘也
■講演
地方労働組合評議会(Central Labor Council)と労働者階級の力 イマニエル・ネス/鈴木玲訳
■書評と紹介
粕谷信次著『社会的企業が拓く市民的公共性の新次元―─持続可能な経済・社会システムへの「もう一つの構造改革」』 富沢賢治
李尚波著『女子大学生の就職意識と行動』 森永康子
秋山清著『秋山清著作集』全12巻 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 社会調査とオーラル・ヒストリー 江頭説子
所報 2007年3月
【特集】社会科学研究とオーラル・ヒストリー
歴史研究とオーラルヒストリー 伊藤 隆
社会学とオーラル・ヒストリー――ライフ・ヒストリーとオーラル・ヒストリーの関係を中心に 江頭説子
大原社会問題研究所のオーラル・ヒストリー 吉田健二
■論文
自動車産業における請負労働と分業構造 戸室健作
■書評と紹介
浅海典子著『女性事務職のキャリア拡大と職場組織』 大槻奈巳
武石恵美子著『雇用システムと女性のキャリア』 冨田安信
山本真理著『戦後労働組合と女性の平和運動――「平和国家」創生を目指して』 松尾純子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 『日本労働運動資料集成』の編纂を終えて 早川征一郎
所報 2007年4月
【2007年9・10月号 No.586・587】←PDFはこちら
【特集】『日本労働運動資料集成』完結記念号
『日本労働運動資料集成』の編纂を終えて 早川征一郎
■講演
ジャーナリストから見た日本の労働組合運動の現状と課題 中野隆宣
■論文
イギリスにおける地域保健サービスの形成――NHS成立の一側面 白瀬由美香
偽装請負のもとで働く若年労働者の労働過程――自動車部品メーカーアイズミテック社の事例をもとに 伊藤大一
■書評と紹介
豊田真穂著『占領下の女性労働改革――保護と平等をめぐって』 天野正子
佐藤彰男著『テレワークの社会学的研究』 堀眞由美
Ruth Milkman著L. A. STORY: Immigrant Workers and the Future of theU.S. Labor Movement 鈴木 玲
■書評への応答
西尾孝司氏書評への反論 高木博史
社会政策学会会員研究業績一覧(2006年1月~12月刊行分) 社会政策学会
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2006年度の歩み
月例研究会 杉山元治郎の公職追放――「農民運動の父」杉山元治郎の戦中・戦後 横関 至
所報 2007年5・6月
【特集】社会科学研究とオーラル・ヒストリー(2)
労働調査(聴取り調査)とライフ・ヒストリー 山本 潔
女性史研究とオーラル・ヒストリー 倉敷伸子
■論文
ブルーカラーの職能資格等級の決定に関する考察――ステンレス鋼メーカーの事例分析 田中真樹
■調査報告
在日コリアン企業家の経営活動とネットワークの展望 林 永彦
■読書ノート
栃本一三郎・連合総合生活開発研究所編『積極的な最低生活保障の確立――国際比較と展望』 小越洋之助
■書評と紹介
社会政策学会編『働きすぎ――労働・生活時間の社会政策』 森岡孝二
太郎丸博編『フリーターとニートの社会学』 上西充子
中野麻美著『労働ダンピング――雇用の多様化の果てに』 永田 瞬
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 「労働ビッグ・バン」路線と労働法制の抜本的見直し政策――第166通常国会の政治過程を振り返って 芹沢寿良
所報 2007年7月
【特集】社会科学研究とオーラル・ヒストリー(3)
オーラル・ヒストリーの実践と同時代史研究への挑戦――吉沢南の仕事を手がかりに 大門正克
労働研究とオーラルヒストリー 梅崎 修
韓国の労働史研究とオーラル・ヒストリー 李鍾久
■論文
杉山元治郎の公職追放――「農民の父」杉山元治郎の戦中・戦後(上) 横関 至
■書評と紹介 川喜多喬編/小池和男監修『女性の人材開発』 脇坂 明
チャン・ピルファ他著/西村裕美編訳『韓国フェミニズムの潮流』 山下英愛
辻勝次編著『キャリアの社会学――職業能力と職業経歴からのアプローチ』 江頭説子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
国労「野村基金」解消に伴う大原社研への寄付金贈呈式に出席して 相田利雄
月例研究会 日本の障害者雇用政策について──特に重度障害者雇用制度を中心に 山田雅穂
所報 2007年8月
■論文
処遇のあり方をめぐる労働者意識――1960年代の八幡製鉄を事例として 杉山 裕
労働を見る社会の視線――日韓新聞社説研究 金 正勲
杉山元治郎の公職追放――「農民の父」杉山元治郎の戦中・戦後(下) 横関 至
■調査報告
認知症高齢者グループホームの介護成果と雇用管理(上)――株式会社型と医療法人型の比較 小林謙一
■書評と紹介
上村千賀子著『女性解放をめぐる占領政策』 橋本紀子
乙部由子著『中高年女性のライフサイクルとパートタイム――スーパーで働く女たち』 本田一成
熊沢誠著『格差社会ニッポンで働くということ――雇用と労働のゆくえをみつめて』 五十嵐仁
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 電力産業における環境問題への経済学的アプローチ 大平佳男
所報 2007年9月
【特集】2007年アジア研究学会――シンクタンクからアーカイブへ――日本研究の研究資源および研究対象としての大原社会問題研究所
特集にあたって 鈴木 玲
司会者の挨拶 アンドルー・ゴードン
大原社会問題研究所と労働科学の誕生 中山いづみ
大原社研アーカイブと社会史研究 クリストファー・ガータイス
コメント 二村一夫
■論文
戦前期都市社会調査における調査活動と社会事業行政職員――京都市社会課調査を事例に 杉本弘幸
農村-都市間の労働力流動と中国の都市部における賃金格差(上)――都市部における労働力市場の分断化に関する実証分析 馬 欣欣
■調査報告
認知症高齢者グループホームの介護成果と雇用管理(下)――株式会社型と医療法人型の比較 小林謙一
■書評と紹介
井上雅雄著『文化と闘争――東宝争議1946-1948』 岡田秀則
塚本一郎・柳澤敏勝・山岸秀雄編著『イギリス非営利セクターの挑戦――NPO・政府の戦略パートナーシップ』 中川雄一郎
尾西康充著『近代解放運動史研究――梅川文男とプロレタリア文学』 横関 至
■史料紹介
『産業福利』第1巻の「発見」とその意義 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 政策形成過程の変容と労働の規制緩和 五十嵐仁
所報 2007年10月
■論文
要介護高齢者と障害者領域の現金給付制度――イタリアにおける介添手当制度の事例から 宮崎理枝
生活クラブ生協北海道における社会運動の成果と連帯のゆくえ――動員構造と運動文化の観点から 西城戸誠
日本共産党「22年綱領草案」問題再考 黒川伊織
農村-都市間の労働力流動と中国の都市部における賃金格差(下)――都市部における労働力市場の分断化に関する実証分析 馬 欣欣
■書評と紹介
藤本茂著『米国雇用平等法の理念と法理』 山内久史
佐藤幸夫・堀司郎編著『魂の道標へ――池田勇作と郁の軌跡』 吉田健二
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
『大原社会問題研究所雑誌』2007年度総目次
月例研究会 無償労働の評価方法をめぐる研究の経過 橋本美由紀
所報 2007年11月
【第20回国際労働問題シンポジウム】持続可能な企業の振興――企業の社会的責任/企業の人材育成と活用
特集にあたって 鈴木 玲
2007年のILO第96回総会について 長谷川真一
講演:持続可能な企業の振興をめざして マイケル・エンリケス/鈴木玲訳・ILO駐日事務所監訳
政府の立場から 武田康祐
労働者の立場から 成川秀明
使用者の立場から 高澤滝夫
ILO『レポート』と日本 谷本寛治
質疑応答
参考資料 ILO駐日事務所訳「持続可能な企業の振興に関する決議(Resolution conserning the Promotion of Suitabule Enterprises)
■証言:日本の社会運動
日本ジャーナリスト連盟の結成と新聞単一(上)――増山太助氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
吉田誠著『査定規制と労使関係の変容――全自の賃金闘争と日産分会の闘い』 遠藤公嗣
楊慶敏・三輪宗弘著『中国のエネルギー構造と課題――石炭に依存する経済成長』 大平佳男
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 地域労働運動の日米比較 鈴木 玲
所報 2007年12月
【特集】「ワーク・ライフ・バランス」論と家族政策の現状
福祉国家と家族政策の「主流」化――「ワーク・ライフ・バランス」の論理とジェンダー平等 原 伸子
アメリカにおける養育費政策の現状とその作用 下夷美幸
ワーク・ライフ・バランスの基本原理――育児と雇用の両立をめぐるスウェーデン法の発展を素材として 両角道代
■証言:日本の社会運動
日本ジャーナリスト連盟の結成と新聞単一(中)――増山太助氏に聞く 吉田健二
■読書ノート
金谷信子著『福祉のパブリック・プライベート・パートナーシップ』を読んで 粕谷信次
■書評と紹介
五十嵐仁編『「戦後革新勢力」の源流――占領前期政治・社会運動史論1945~1948』 広川禎秀
脇田滋著『労働法を考える――この国で人間を取り戻すために』 芹沢寿良
松為信雄・菊池恵美子編著『職業リハビリテーション学[改訂第2版]――キャリア発達と社会参加に向けた就労支援体系』 山田雅穂
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
所報 2008年1月
【特集】ポスト体制移行期におけるコーポラティズムの可能性
特集にあたって 上谷直克
戦略的行動としての「社会的協調」――現代スペインにおける労働政治の変容とその意味 横田正顕
大きな取引と小さな取引――韓国と台湾における新たなコーポラティズム 上村泰裕
国家コ-ポラティズム(論)の呪縛?――「民主化」以後のラテンアメリカにおける政・労・使関係の軌跡 上谷直克
EU-8の社会協議システム――政党政治の視点からの分析 仙石 学
■書評と紹介
平沼高・佐々木英一・田中萬年編著『熟練工養成の国際比較――先進工業国における現代の徒弟制度』 木下 順
中澤正夫著『ヒバクシャの心の傷を追って』 野田正彰
美馬達哉著『〈病〉のスペクタクル-生権力の政治学』 野村一夫
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 鈴木茂三郎文庫整理の現状――目録作成に向けての作業報告 松尾純子
所報 2008年2月
■論文
労働運動の夜明に――労働者状態論争と横山源之助 立花雄一
■史料紹介
在米片山潜が発行した『平民』について――総目次と発見された第13号 田村貞雄
■論文
韓国における大卒ホワイトカラーのキャリア管理と早期退職――財閥系列企業S化学の事例 佐藤静香
■証言:日本の社会運動
日本ジャーナリスト連盟の結成と新聞単一(下)――増山太助氏に聞く 吉田健二
■書評と紹介
樋口直人・稲葉奈々子・丹野清人・福田友子・岡井宏文著『国境を越える――滞日ムスリム移民の社会学』 小島 宏
石井知章著『中国社会主義国家と労働組合――中国型協商体制の形成過程』 丸川知雄
黒川みどり編著『〈眼差される者〉の近代――部落民・都市下層・ハンセン病・エスニシティ』 與那覇潤
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 新憲法制定期の『夕刊京都』――同志社アカディミアの政論紙 吉田健二
所報 2008年3月
■論文
公的職業紹介におけるマッチング効率の収斂性分析――就職率と充足率に注目して 周 燕飛
非正社員の活用が企業内訓練に与える影響――企業・就業者双方の視点から 安田宏樹
知的障害者の職務遂行能力の向上における企業内援助者の役割 青木律子
年次有給休暇に関する法知識の所在と機能 高橋康二
■書評と紹介
レジーム分析は否定されたか? 武川正吾著『連帯と承認――グローバル化と個人化のなかの福祉国家』に寄せて 新川敏光
秋山智久著『社会福祉専門職の研究』 福山和女
木村和世著『路地裏の社会史――大阪毎日新聞記者 村嶋歸之の軌跡』 梅田俊英
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 産業福利協会と協調会産業福利部の活動について 梅田俊英
所報 2008年4月
【特集】協調会『産業福利』復刻記念号
協調会史における「産業福利部」の位置 高橋彦博
協調会産業福利部と『産業福利』について 梅田俊英
『産業福利』第1巻について――誰が誰に何を書いたか 堀口良一
蒲生俊文の「神国」観と戦時安全運動 横関 至
■書評と紹介
永野秀雄著『電磁波訴訟の判例と理論――米国の現状と日本の展望』 小幡雅男
飯吉弘子著『戦後日本産業界の大学教育要求――経済団体の教育言説と現代の教養論』 江頭説子
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
法政大学大原社会問題研究所2007年度の歩み
月例研究会 非正規労働と労働条件保護 永田 瞬
所報 2008年5月
【2008年10・11月号 No.599・600】←PDFはこちら
【特集】非正規労働に関する政策提言
全員参加の社会に向けて――ジェンダー平等・公正な処遇の実現のために 堀内光子
人権問題になった非正規労働とその撤廃に向けて 脇田 滋
労働の商取引化に対応した法見直しを――労働者派遣法改正を問う 中野麻美
<非正規>問題と社会変革――19世紀的状況における労働組合の役割 龍井葉二
外国人研修生・実習生制度の抜本改善を 小田川義和
■講演
会社共同体のゆくえ 稲上毅
■書評と紹介
上田眞士著『現代イギリス労使関係の変容と展開――個別管理の発展と労働組合』 小笠原浩一
石塚史樹著『現代ドイツ企業の管理層職員の形成と変容』 久本憲夫
朴貞蘭著『韓国社会事業史――成立と展開』 沈 潔
Bill Fletcher,Jr.,Fernando Gapasin, Solidarity Divided :The Crisis in Organized Labor and A New Path Toward Social Justice 鈴木 玲
社会・労働関係文献月録 法政大学大原社会問題研究所
月例研究会 社会学の領域・再論――社会学テキストをめぐって 野村一夫
所報 2008年6・7月
600号記念特別附録『資料室報』~『大原社会問題研究所雑誌』総目次
更新日:2022年05月23日