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中央労基審,労働者側委員退席[労]1993.3.8

中央労基審,労働者側委員退席[労]1993.3.8

   労働省はこの日,中小企業に対する労働基準法の週46時間制の猶予措置を1年延長するための政令改正案を中央労働基準審議会(会長・花見忠上智大教授)に諮問した.この期間延長に反対する労働側委員は,審議会には出席したが,諮問が行われると全員が退席するという異例の行動をとった.3月17日には,同審議会は労働側委員欠席のまま開かれ,政令改正案に関して,〈1年間の緊急避難的な措置としてはやむをえない〉とする公益委員見解を付し答申を行い,労働側委員は抗議声明を発表した.〔参〕週刊労働ニュース1993.3.15,同3.23.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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