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パイオニア指名退職勧奨[経]1993.1.7

パイオニア指名退職勧奨[経]1993.1.7

   バブル経済の破綻,不況,円高のなか,多くの企業で管理職の雇用調整が進められた.92年8月,TDKが50歳以上の管理職50人を自宅待機させたのに続き,音響機器メーカーのパイオニアは35人の管理職に対し早期退職を勧告した.この本人の意思を無視した事実上の指名解雇は〈パイオニアショック〉と呼ばれ,社会問題となった.これに対し労働省は,解雇予告手当を支払えば,労働基準法違反にはならないとコメントした.この年以降,リストラ(事業再構築)の名において,中高年ホワイトカラーや管理職を標的にした雇用調整が拡大し,日本的経営の特質とされた〈終身雇用慣行〉の崩壊が話題となった.〔参〕《日本労働年鑑》64集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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