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土呂久鉱害和解[社]1991.12.2

土呂久鉱害和解[社]1991.12.2

   宮崎簡裁で係争中であった,宮崎県高千穂町の旧土呂久鉱山によるヒ素中毒症賠償訴訟は,患者側がつくる〈土呂久鉱害補償自主交渉の会〉と,最終鉱業権者である住友金属鉱山との間で,和解が成立した.内容は,(1)住友側は1人当たり80万円(総額7040万円)の見舞金を支払う,(2)見舞金は住友側の鉱業法上の賠償義務を前提に支払うものではない,(3)患者側は今後一切の請求権を放棄するなどであった.前年10月には,<土呂久鉱山公害被害者の会〉の訴訟も和解しており,公害告発から20年目で補償問題は全面解決した.〔参〕川原一之《口伝 亜砒焼き谷》1980.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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