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チャウシェスク政権崩壊[国]1989.12.17

チャウシェスク政権崩壊[国]1989.12.17

   ハンガリー系住民の強制移住反対の牧師を当局が連行したため,ティミショアラで抗議デモがあり,武力制圧をはかる警官隊と衝突,多数の死傷者が出た.大統領は非常事態を宣言したが,21日の首都ブカレストの官製集会が独裁糾弾集会と化すなど運動は全国に広がった.武力鎮圧を図る治安部隊に対し,軍が市民支持に回わって交戦したため事態は急変した.22日,国外逃亡を図ったチャウシェスク大統領夫妻らは逮捕され,非公開裁判の後25日に処刑された.26日,イリエスク元共産党書記を中心とする救国戦線評議会が新政権を樹立し,24年続いた独裁体制は崩壊した.〔参〕南塚信吾・宮島直樹編《’89東欧改革》1990.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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