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議院証言法改正[政]1988.11.21

議院証言法改正[政]1988.11.21

   この日成立し,11月26日に公布された議院証言法改正は,国会における証人尋問中の撮影禁止,補佐人制度の新設,威嚇的・侮辱的質問の制限等を内容とするものであった.国会における証人喚問のテレビ中継は,ロッキード事件など国民の政治的関心を高めるのに寄与した.しかし,自民党は〈人権上の問題〉を理由に,議院証言法の改正を主張し,証人喚問を拒否してきた.しかし,この時の国会ではいわゆるリクルート疑惑解明が最大の課題となっており,共産党を除く各党で,議院証言法の改正と証人喚問の実施という妥協が成立した.その結果,証人喚問のテレビ報道は静止画と音声だけになり,国民やマスコミの批判が強まった.〔参〕法律時報1993年9月号.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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