法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   エイズ[文]1986.12.17

エイズ[文]1986.12.17

エイズ[文]1986.12.17

   後天性免疫不全症候群,AIDSはその英語名の頭文字.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)によって起き,性交渉,輸血などを通じて感染する.免疫機構が破壊されるため,通常なら発病しない細菌やウイルスでも発病.きわめて高い死亡率を示し,効果的な治療法はまだ見つかっていない.古くからあった病気だが,急激に感染力を増して問題化したのは70年代末以降で,世界中で大問題となった.94年現在,世界の推定患者数は約400万人,感染者は1700万人以上.日本最初の認定患者は85年だが,84年には血友病患者が輸入血液製剤で感染.93年6月現在,日本国内の感染者2765人,患者543人,その7割は薬害による.しかし,一般感染が急速な増加傾向を示しており,94年には半数に達した.〔参〕池田恵理子《エイズと生きる時代》1993.⇒1994[文]8.7.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ