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84春闘[労]1984.4.11

84春闘[労]1984.4.11

   景気回復基調下とはいえ経営者側の賃金抑制のもと,厳しい状況下で展開された春闘.労働4団体と全民労協は,6%賃上げ要求基準案で合意した.全民労協が闘争方針を打ち出す等,春闘の戦術調整の役割を拡大する傾向にあり,総評・同盟・金属労協と全民労協の関係も複雑さを増した.統一労組懇も取り組みを強めた.4月11日の金属労協回答は鉄鋼6900円,3.11%,造船3.24%,電機,自動車は4.9%~5%台と2極化した.私鉄は12日,賃上げ1万700円で一発回答,ストなし解決となった.公労委は調停不調で仲裁に移行した.結果は労働省調べで,民間9354円,4.46%と前年をわずかに上回った.〔参〕《日本労働年鑑》55集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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