アフガニスタン・クーデター［国］１９７９．１２．２７

   １９７８年４月に成立したタラキー社会主義政権は回教徒反政府ゲリラの活動で動揺し，’７９年９月の武力政変でアミーンが政権を掌握した．１２月２４日，前年の善隣協力条約にもとづきソ連軍がアフガン進駐，２７日にはカールマルが革命評議会議長に就任し，アミーンは処刑された．これに対しカーター米大統領はパキスタンヘの軍事援助を強化し，輸出の禁止，削減などの対ソ強硬措置を実施したため，米ソ問の関係は緊張，〈新冷戦〉時代の幕開けと言われた．〔参〕飯田健一《アフガニスタンはいま――ソ連介入のなかで》１９８４．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。