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自民党総裁予備選挙[政]1978.11.26

自民党総裁予備選挙[政]1978.11.26

   自民党史上初の全党員・党友参加の総裁候補決定選挙(予備選挙)は,11月1日告示11月26日開票の日程で行われ,福田・大平・中曽根・河本の4人が立候補したが,事実上は福田・大平の争いであった.この制度は,1976年12月に退陣した三木首相が〈所信〉の中で提唱したもので,’78年1月20日の党大会で党則と総裁公選規定が改定されて正式に導入された.選挙の結果は,大平55万(持ち点748点),福田47万(638点)で,〈田中軍団〉の後押しとハト派イメージの定着作戦を背景に,大平が勝利した.福田は予備選の結果を尊重すべきだとしていた自分の発言にしばられて本選挙を辞退し,総理・総裁を辞任した.〔参〕田中国夫《一寸先の闇》1983.⇒1978[政]12.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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