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大須事件上告棄却[政]1978.9.5

大須事件上告棄却[政]1978.9.5

   最高裁第2小法廷は,騒擾罪の成立を認めた1審名古屋地裁(1969年11月11日),2審名古屋高裁(’75年3月27日)の判決を全面的に維持し,79被告の上告を棄却した.いわゆる〈未必的共同意思論〉を採用するとともに,事実認定では軍事行動としての事前計画なるものを重視している.しかし,警備当局は入手したという情報をもとに,わずか250メートル進んだだけのデモを武力で解散させたが,その発端となった警察放送車の発火は,火炎びん投擲によってではなく,内部から起こったことも証明されているなど,疑問の点も多いといわれている.〔参〕大須事件被告団ほか編《被告――大須事件の26年》1978.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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