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72春闘[労]1972.4.20

72春闘[労]1972.4.20

   ドル・ショック下の不況期に,賃金要求の大型化,要求の多様化のもと,官民総がかりの取り組みをめざした春闘.4月に入り,上旬,中旬そして20日の統一行動とストが相ついだ.18日の鉄鋼回答は賃上げ額では昨年と同じであった.ついで27日には,国鉄・私鉄の同時ストが初めて実施され,’72春闘最大のヤマ場を形成した.この同時ストの結果,春闘は一気に短期決着に終わった.だが別に,海員の92日に及ぶ長期賃上げストが社会的に注目された.春闘結果は労働省調べで,民間1万138円と5ケタ台にのって15.3%の引き上げ率となり,額で前年を上回り,率で下回るという’71年と同様な結果になった.〔参〕高木郁朗《春闘論》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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