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川岸工業事件判決[政]1970.3.26

川岸工業事件判決[政]1970.3.26

   鉄骨・橋梁メーカー川岸工業は,1967年6月7日,子会社である仙台工作の工場閉鎖・全員解雇を提案,これに対し全金川岸仙台は幅広い共闘を組むとともに,賃金の支払いを求めて仙台地裁に提訴した.この日に出された判決は,条件によっては子会社の法人格の独立性が認められないとの〈法人格否認の法理〉を労使関係に初めて適用し,使用者概念を拡大して,親会社が倒産した子会社の賃金を支払うよう命じた.この判決は,その後の子会社・下請争議に多大の影響を与えた.なお,この後’71年12月19日,解決金により争議は終結した.〔参〕《全国金属30年史》1977.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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