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英,海員組合スト[国]1966.5.16

英,海員組合スト[国]1966.5.16

   イギリス海員組合は,現行週56時間制の40時間制への短縮及び月額基本給の引き上げを要求し,向こう3年間3段階に分けての週40時間制への移行及び手当・年休の増加という会社側の回答を拒否してストに突入した.ストは,所得政策基準を固守しようとする政府による非常事態権限法発動や審査会(コート・オブ・インクワイアリ)(ピアソン議長)設置にもかかわらず続けられたが,6月29日,結局,組合がピアソン報告を受け入れ終結した.これにより政府は所得政策を堅持して見せたが,政府の強硬な態度がストを長びかせ,直後のポンド危機の引き金となった.〔参〕西巻敏雄〈イギリスの海員ストライキ〉(日本労働協会雑誌1966年11月号).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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