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三木答申[政]1963.10.17

三木答申[政]1963.10.17

   派閥連合体の自民党における派閥解消論は,それ自体,派閥の論理によって提起されていた.池田内閣批判派としての福田派による〈党風刷新懇話会〉および〈党風刷新連盟〉に対抗する意図における第3次組織調査会の設置であった.三木武夫の組織調査会会長就任(1962年9月)は,三木傍流派閥の計算によるものであった.派閥の〈無条件解消〉を求めた答申は,派閥復活を防ぐ措置として〈派閥均衡人事〉を行わないこと,政治資金を〈党一本に集中〉することなどを提言.’64年1月の党大会で規約改正までなされた.しかし,三木答申を受けた各派閥の解消は一時的なものでしかなかった.〔参〕富森叡児《戦後保守党史》1977.升味準之輔《現代政治・下》1985.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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