法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   松川事件再上告審判決[政]1963.9.12

松川事件再上告審判決[政]1963.9.12

松川事件再上告審判決[政]1963.9.12

   〈松川運動〉と呼ばれる大衆的な裁判批判の運動が,自発的,多様な形態で展開されるなかで,1961年8月8日差戻し審の仙台高裁は,17被告すべてに無罪を宣告した.違法な捜査・公訴維持をも明らかにする判決であった.検察官は上告したが,最高裁第一小法廷はこれを棄却し,全員無罪を確定した.〈二度と松川のでっちあげをゆるさないために〉権力犯罪の責任追及が運動の課題となった.’64年5月元被告と家族を原告とする国家賠償請求訴訟が提起され,8月松川事件の責任を追及する全国連絡会議が結成された.また広津和郎起草の碑文を刻む松川の塔が建立された.〔参〕松川運動史編纂委員会編《松川運動全史》1965.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ