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総評,賃金綱領草案[労]1952.2.22

総評,賃金綱領草案[労]1952.2.22

   1952年の総評の賃金綱領草案は〈戦前の実質賃金を実現する〉ために3人世帯で最低月収2万5千円を必要とする,とした.この〈科学的〉根拠とされたのがマーケット・バスケット(買物籠)方式である.マ・バ方式はこの場合,それまでの実態生計費基準の賃上げ要求にかわるもので,生活に必要な経費を全物量で算定する理論生計費の具体化であった.この方式は総評加盟の主要単産(単産によっては食料費を基準とする半物量方式)の賃金要求の根拠として採用され,マ・バの中身は大きく変化したが,考え方としてはオイル・ショック期まで続いた.〔参〕《資料戦後20年史・4》1966.⇒1955[労]10.19.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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