法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   王子製紙苫小牧争議[労]1952.1.28

王子製紙苫小牧争議[労]1952.1.28

王子製紙苫小牧争議[労]1952.1.28

   旧王子製紙は1949年8月,苫小牧製紙,十条製紙,本州製紙の3社に分割された.’51年朝鮮戦争が勃発し,紙パルプ産業は〈三白景気〉の1つに数えられ,苫小牧製紙は9月期17億円の利潤を計上した.組合は11月末,下期賞与11万円を要求,年内は暫定賞与4万3000円で調印,’52年1月確定交渉に入った.組合は会社回答賞与5万1000円,一時金5000円を不満としてスト権を確立,要求を8万円に修正して交渉を重ねたが不調に終わった.組合は1月28日から2波にわたって72時間ストを行い,2月3日無期スト突入直後,6日の休日操業を条件に6万9000円で妥結.世間から〈殿様スト〉とも呼ばれた.〔参〕《王子製紙労働組合運動史》1956.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ