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川南造船所争議[労]1948.1.17

川南造船所争議[労]1948.1.17

   長崎港外香焼島の川南造船所の全造船川南支部連合は前年9月以来,統一労働協約・退職金制度・結婚資金要求でストに突入した.会社は暴力団によって工場を占拠し,第二組合で生産を再開,組合員に発信人不明の組合脱退申込書を送るなどして,解決のきざしがなかった.しかし,追放中の前社長が斡旋するかたちで11月22日,会社は解雇を取り消し争議団幹部は自発的に辞職するなどの条件で解決した.この結果,争議指導者・活動家167人が辞表をまとめたが,会社は内136人を解雇処分にしたので,長崎地労委は労調法40条違反だと長崎地検に処罰を請求,7月15日長崎地裁は2取締役に禁錮2ヵ月の判決を下した.〔参〕《中央労働時報》1948年10月15日号.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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