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総同盟(日本労働組合総同盟)[労]1946.8.1

総同盟(日本労働組合総同盟)[労]1946.8.1

   戦後初期労働戦線における〈右派〉を形成したナショナルセンター.旧総同盟の松岡駒吉らは,1945年11月に組合名を〈日本労働組合総同盟〉と決定.’46年1月17日の拡大準備委員会では準備会をただちに総同盟の名に改めて活動することと,綱領,規約要綱,運動方針,松岡会長以下暫定役員56人を決定した.運動方針では〈頑迷度し難き資本家階級を打倒し,戦線の分裂を策する左翼小児病患者の妄動を封じ〉〈日本社会党を中心とする民主主義勢力の結集〉に努めると,反資本主義・反共・社会党支持の路線を明らかにし,組織方針では産別組合とその同盟体をめざすと同時に,府県別連合会と地域別協議会の確立に努力するとしていた.かくて35年前に友愛会が創立された日に結成大会を開催,全国1699組合,85万5399人,全組織労働者の22%を結集する総同盟の発足にこぎつけた.役員選出では決選投票の結果,会長松岡駒吉・総主事原虎一などの総同盟内右派が圧勝,指導権を掌握した.〔参〕《総同盟50年史》3巻,1968.⇒1940[労]7.8,1946[労]12.14.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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