法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   ブルガリア,祖国戦線政府[国]1944.9.9

ブルガリア,祖国戦線政府[国]1944.9.9

ブルガリア,祖国戦線政府[国]1944.9.9

   ブルガリアでは1942年6月,労働者党(共産党)・農民党左派・ズヴェノ人民連盟などにより祖国戦線が結成され,抵抗運動を行っていた.’44年9月8日にソ連軍がブルガリア領内に入ると,翌日,祖国戦線はクーデターを起こし,政権を掌握した.臨時政府の首相にはズヴェノ人民連盟のゲオルギエフ大佐が就任し,労働者党は内相・法相などのポストを得た.ユーゴフ内相は,ただちに〈人民法廷〉を設置,親独分子に対して東欧諸国でも最大規模といわれる粛清を行った.’45年8月には,祖国戦線内部で労働者党と他の政治勢力との間の対立が激化,社会民主党と農民同盟が閣僚を引き揚げ,11月15日,労働者党のディミトロフがモスクワから帰国して政局の主導権を握った.〔参〕木戸蓊《バルカン現代史》1977.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ