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協調会,産業平和運動[経]1937.9.11

協調会,産業平和運動[経]1937.9.11

   創立以来労資協調主義を掲げてきた協調会は,1935年10月,前内務次官の河原田稼吉が常務理事に就任した頃から〈非常時局〉に即応した新たな労資関係の模索を始め,’37年2月8日,日本主義労働運動を支持してきた町田辰次郎が後任となったのち,その方向が本格化した.日中戦争開始後,同会は戦時的観点からの社会政策調査研究・産業福利運動を展開する一方で,戦時労働対策懇談会・官民労資懇談会・各地方における産業平和懇談会開催の推進役となり,時局対策委員会設置に帰結していった.また,’37年6月15日創刊の機関誌《協調》は産報聯盟の機関誌《産業報国》の前身としての役割を担った.〔参〕萩原進〈産業報国運動の背景〉(東大社研編《ファシズム期の国家と社会6》1979).⇒1919[政]12.22,1938[経]2.2,1938[労]7.30.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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