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3長老の全労・総同盟合同斡旋[労]1935.6.18

3長老の全労・総同盟合同斡旋[労]1935.6.18

   1935年4月大阪港南地方で結成された総同盟・全労合同促進協議会,5月の東京城南地方労働者協議会など,下部から反戦・反ファッショの立場に立つ労働戦線統一の動きが起こった.こうした動きにおされて,5月30日,総同盟・全労幹部は大阪で合同問題懇談会を開き,左翼組合を含む〈全的合同〉を決定,斡旋役を安部磯雄・鈴木文治・高野岩三郎に依頼した.しかし,3長老の斡旋は〈単独合同〉路線をとり,7月29日の協議会に始まり,11月5日に出された裁定でも大衆的な〈全的合同〉要求を退け〈単独合同〉方針を採った.翌’36年1月,全総が結成されたが,全評・交総・東交など合法左翼組合は排除され,右翼合同の方向がとられた.〔参〕犬丸義一《日本人民戦線運動史》1978.⇒1935[労]4.10,1936[労]1.15.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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