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三菱航空機名古屋製作所争議[労]1933.8.29

三菱航空機名古屋製作所争議[労]1933.8.29

   準戦時体制下の軍需工場における臨時工の無手当解雇反対の闘争.臨時工問題が注目される契機となった.同社名古屋製作所の全従業員5800人中3200人の人夫を供給する大西組が,8月26日223人を解雇した.うち33人が帰郷旅費と解雇・予告手当を会社に要求,雇用関係なしと拒否されたため,三菱不当馘首反対闘争同盟を組織し,世論に訴えた.左右各派が応援,工場監督官・調停官も法令違反容疑で乗り出したが,臨時工は怠業を実施,ストを準備した.会社は9月4日,日雇制廃止を声明し,9月6日予告手当14日分と金一封支給で妥結.16日会社は残留臨時工の漸次本工化を発表した.〔参〕《日本労働年鑑》15集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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