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日本産業労働倶楽部[労]1933.6.8

日本産業労働倶楽部[労]1933.6.8

   国防献金労働協会を母体に結成された日本主義労働組合の連合体.ファッショ的労働運動の源流として有名な石川島自彊組合のリーダー神野信一が理事長に就任し,総聯合は参加しなかったものの,10組合8500人を結集し,無視しえない組織勢力となった.〈新官僚〉の全面的な指導と援助を背景に全国組織としての飛躍的拡大をめざしたが,目標とした財閥系企業の会社組合の組織化は進まず,最高時においても1万5千人を結集するにとどまった.のちに愛国労働組合全国懇話会に加入した.〔参〕掛谷宰平〈労働運動におけるファシズムの端緒的形成〉(立命館文学277号).⇒1932[労]12.8,1936[労]4.19,1939[労]10.18.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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