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27年テーゼ[国]1927.7.15

27年テーゼ[国]1927.7.15

   日本共産党の〈山川イズム〉と〈福本イズム〉の対立を解決するために,コミンテルンが渡辺政之輔・福本和夫らをモスクワに呼んで作成した〈日本問題にかんする決議〉.このテーゼは,福本イズムを批判して〈日本資本主義はなおその発展の上向線をたどっている〉とし,〈君主制廃止〉を含むブルジョア民主主義革命を戦略的課題にかかげ,労働者・農民・都市小ブルジョアジーを革命の推進力と規定した.日本帝国主義の戦争準備を指摘し大衆的共産党建設を課題にあげたが,左翼社会民主主義主要打撃論の立場をとっていた.12月の日本共産党拡大中央委員会で採択され,公式の綱領となった.〔参〕村田陽一《コミンテルンと日本》1巻,1986.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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