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総同盟14年度大会[労]1925.3.15

総同盟14年度大会[労]1925.3.15

   前年4月の関東鉄工組合大会での主事更迭問題以来激化した左右対立のなかで迎えた本大会で,左派は右派幹部の特別費の不正使用,シベリアの森林伐採権問題および右派組合の結集をめざした全国労働組合協議会問題などを取りあげて攻撃した.他方,右派は無産階級全体の緊急課題である政党結成問題について九州聯合会の浅原健三による〈可能な地方から地方政党を組織して,それを全国化する〉という提案を支持して可決にもちこんだ.右派は,本大会で左派の指導者や組合を除名する企図をもったが実現せず,大会後の左右対立の激化によって,事態は4月の総同盟第1次分裂へと進行した.〔参〕《総同盟50年史》1巻,1964.松尾洋・大河内一男《日本労働組合物語・大正》1965.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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