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防援会[社]1923.4.20

防援会[社]1923.4.20

   社会運動犠牲者の救援を目的に,鈴木茂三郎・猪俣津南雄らがアメリカ共産党の組織を参考にして創設した.組織は関東部・関西部に分かれ,前者の発起人は鈴木・猪俣のほか山崎今朝弥・布施辰治ら計47人,共産党関係者から文化人まで広く組織した.しかし,設立後間もなく共産党系活動家が関係した労働争議が起こり,さらに第1次共産党事件と続いたため資金は枯渇し,関東大震災でまったくの閉塞状態となった.社会運動犠牲者救援の活動は,1928年の解放運動犠牲者救援会結成により本格的に展開されることになる.〔参〕鈴木徹三《鈴木茂三郎(戦前編)》1982.⇒1928[社]4.7.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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