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市民政社[社]1918.8.22

市民政社[社]1918.8.22

   第1次護憲運動を契機に各地方都市で生まれた自由主義的青年層の自主的政治組織.政友会など既成政党には批判的であり,護憲運動の精神を継承する政治潮流と接近したが,下部組織としては定着しなかった.また,主として中小商工業者で構成されたこともあり,営業税・電燈料金など民衆生活にかかわる問題に熱心に取り組み,これらの運動をふまえ選挙戦にも進出,名望家中心の伝統的地方社会秩序を内部から揺さぶった.第1次世界大戦後はより広範な地域に蔟出し普選運動の有力な基盤となったが,しだいに分解し,多くは憲政会-民政党など既成政党の基盤に組み込まれていった.〔参〕松尾尊兊《大正デモクラシー》1974.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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