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上杉・美濃部論争[文]1912.3.1

上杉・美濃部論争[文]1912.3.1

   東大教授美濃部達吉は大日本帝国憲法を立憲主義的に解釈し,法人としての国家が主権の主体で,天皇は国家の最高機関として統治権を行使するという〈天皇機関説〉を唱えた.これに対し,1912年6月,東大教授上杉慎吉は,《国家学会雑誌》に載せた〈国体に関する《憲法講話》の所説〉で,国家機構における天皇の絶対主権を主張し,天皇機関説は国体に反すると論難し論争となった.大正期には天皇機関説が学界で優位を占めた.〔参〕潮見俊隆・利谷信善編《日本の法学者》1975.⇒1935[政]2.18.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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