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住友別子鉱山採鉱課改革[経]1906.8.16

住友別子鉱山採鉱課改革[経]1906.8.16

   1906年4月採鉱課主任となった牧相信は飯場制度の改革を企て,まず坑内への出入坑の管理を厳重にし,請負人が入坑人員の不正申告で得ていた利益を取り上げた.ついで採鉱作業の請負制を廃止し,会社直轄に改めた.また,飯場頭が坑夫・負夫から徴収していた〈世話料〉を廃止し,鉱業所から一定額の手当と配下坑夫の入坑に応じた手数料を支払うことに改めた.これらは請負制による濫掘を防ぎ,中間搾取を制限して,利潤の増大をはかるものであった.これに抵抗する坑夫頭らは配転・解雇され,改革は強行された.〔参〕新居浜市編《新居浜産業経済史》1973.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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