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社会主義伝道行商[社]1905.4.3

社会主義伝道行商[社]1905.4.3

   社会主義思想普及のため,平民社社員の小田頼造・山口孤剣・荒畑寒村らが《平民文庫〉等の書籍を赤塗の箱車につみ全国をまわった.1904年3月3日から10日頃までの小田の千葉県伝道行商から始まった.小田と山口による同年10月5日から114日間の東海道・山陽道の行商は最も本格的なもので,社会主義者65人獲得,演説会等18回,書籍1097冊181円31銭売り上げという成果をあげた.以後,’05年9月に中止されるまで,東北・甲信地方などの行商が行われた.〈伝道〉という言葉が示すように,この実践は明治期社会主義者に特徴的なキリスト教の影響が強く反映したものであった.〔参〕荒畑寒村編《社会主義伝道行商日記》1971.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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