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治安警察法[政]1900.3.10

治安警察法[政]1900.3.10

   日清戦争後の労働争議を背景に,集会条例-集会及政社法以来の政治結社・集会の規制と,新たに台頭した労働争議や小作争議の取締りという2つの目的を持って作られた法律.同法は,政治集会・結社を届出制とし,当局がそれらを〈安寧秩序〉を紊乱するおそれありと判断した場合には禁止・解散する権限を与えていた.他方,同法17条は組合や争議への参加の〈誘惑若ハ煽動〉を禁止することにより事実上組合結成や争議行為を禁止した.〔参〕鵜飼信成ほか編《日本近代法発達史・5》1958.⇒1926[政]4.9.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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