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中国,義和団[国]1899.3.29

中国,義和団[国]1899.3.29

   列強の露骨な中国侵略のなかで起きた中国民衆の反帝国主義闘争.義和団は白蓮教の流れをくむ一派で,元来〈土匪〉に対する在地農民層の自衛組織に発し,山東省を中心に華北一帯で活動していた.1897年の独宣教師殺害事件を口実とするドイツの山東進出に対し各地で蜂起した義和団は,99年河北に入り北京で独公使らを殺害して列強の介入を招いた.翌1900年,日英米露独仏墺伊8ヵ国軍約2万人(うち半数は日本軍)が義和団弾圧にむかった.清朝は当初列強に宣戦布告したが敗れ,1901年に辛丑条約の締結を余儀なくされた.〔参〕里井彦七郎《近代中国における民衆運動とその思想》1972.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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