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内閣制度[政]1885.12.22

内閣制度[政]1885.12.22

   1890年の国会開設にそなえて創設された国務遂行の中心機関.岩倉具視の没後,三条実美の参議統率が困難となり各省割拠の危険性があらわれたこと,国会開設にそなえての強力な中央行政機関の必要性などから,伊藤博文の提唱で創設された.当初,総理・内務・外務・大蔵・陸軍・海軍・司法・文部・農商務・逓信の各大臣によって構成され,初代総理には伊藤が就任,帝国憲法により国務大臣の単独輔弼制をとり,’89年12月の内閣官制によって閣議を経るべき事項が明示されたが,総理大臣の閣内での指揮監督権は弱く,国務大臣を任免する権限は与えられなかった.また,内閣と軍の統帥機関が別個に存在したため,国家思想の統一が制度的に保障されなかった.〔参〕《内閣制度百年史・上》1985.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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