異常渇水[文]1994.8.-
異常渇水[文]1994.8.-
1994年の夏は連日の猛暑で,エアコンの出荷やビールの消費量は急増した.また,全国的に雨が少なく,とくに四国・九州の一部ではダムの貯水量が減少し,27都府県で給水制限が行われるなど,日常生活に支障があり,一部では11月になっても給水制限がつづいた.このため水を大量に使う鉄鋼・化学工場などは減産や操業中止,水の輸入にまで追いこまれた.この渇水を契機に,ダム依存を見直し,地下水や雨水利用が問題となった.〔参〕《読売年鑑・1995》.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。