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サリン大量中毒死事件[文]1994.6.27

サリン大量中毒死事件[文]1994.6.27

   この日23時過ぎ松本市の住宅地で,窓などから入りこんだ有毒ガスにより7人が死亡,59人が重軽症となる事件が発生した.分析の結果,毒ガスの正体は自然界では発生しない猛毒の神経ガス・サリンであることが判明した.警察は物証不十分なまま第一通報者を長時間取り調べて自白を強要し,マスコミも犯人扱いするなど,事件の捜査や報道における人権無視が問題となった.その後,95年3月20日に,東京の地下鉄3線5本の電車でサリンを使った同時多発テロがあり,山梨県上九一色村のオウム真理教の施設が捜索され,この事件との関連が疑われた.〔参〕磯貝陽悟《サリンが来た街》1994.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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