ルワンダ大虐殺[国]1994.4.6
ルワンダ大虐殺[国]1994.4.6
ルワンダで,この日,大統領専用機が撃墜され,同国と隣国ブルンジの両大統領が死亡した.ルワンダでは,人口750万人の85%を占めるフツ族と15%のツチ族との間に内戦が続いていたが,この事件を機に抗争が激化した.フツ族過激派は〈ツチ族せん滅〉を叫び,これに反対するフツ族穏健派を含め50万人余を組織的に虐殺した.これに対し,ツチ族を中心とするルワンダ愛国戦線が反撃し,7月上旬,首都キガリを制圧した.内戦に敗れたフツ族の政府・軍関係者,一般の民衆は,ザイールなど周辺諸国へ脱出,200万人以上の難民が発生し,ルワンダとの国境周辺に多数の難民キャンプができた.〔参〕《世界年鑑・1995》.⇒1994[政]9.13.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。