法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   リストラ相次ぐ[経]1993

リストラ相次ぐ[経]1993

リストラ相次ぐ[経]1993

   バブル経済崩壊後,各企業は,事業立て直しのために,経営資源を再配分し,事業構造を再編するなど,リストラ(事業再構築)を進めた.今回のリストラは,減量経営期,1985年の円高不況後に次ぐ3度目で,85年以降の経営多角化,グローバル化方針を見直す,〈リストラ戦略のリストラ〉が目立った.分野別では,自動車やコンピュータソフトなどの成長産業に多く,日産座間工場の閉鎖に象徴される生産体制の見直し,ホワイトカラーを中心とする組織のスリム化に今回の特徴がある.こうしたリストラに伴い,雇用問題,とりわけホワイトカラーの雇用問題が深刻になった.また,生産拠点の海外移転なども活発で,国内産業の空洞化が問題となった.〔参〕毎日新聞社経済部編《リストラ元年「変わる会社」》1993.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ