連合第3回大会[労]1993.10.7
連合第3回大会[労]1993.10.7
結成4年目の大会は,細川首相が来賓として出席し,新生党など保守党からもメッセージが届くなど,〈連立政権を支える最大の大衆団体〉となった連合の地位を象徴するものであった.大会は,政党との間で〈従来のような固定的関係〉を見直すことを決め,新たな賃金政策も採択した.役員改選では山岸会長(情報労連)を三選し,新たに芦田会長代行(ゼンセン同盟),鷲尾事務局長(鉄鋼労連)を選任した.大会前はこの3人がいずれも会長選出馬の意向を表明し,旧総評系,旧同盟系,JC系が鼎立する形となった.一部に山岸不支持の動きもあったが,最後は役員選考委員会が現職続投を決め,特別に会長代行を設け,3者間を調整した.〔参〕週刊労働ニュース1993.10.11.⇒1994[労]10.6.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。