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早期優遇退職制[経]1993.3.4

早期優遇退職制[経]1993.3.4

   早期優遇退職は,定年前の労働者を退職金を上積みするなどして〈自主退職〉を奨励する制度で,オイルショック後の不況期以降,大企業に導入され,特に93年以後,ホワイトカラーや管理職の雇用調整の手段として広がった.最近の特徴は,対象年齢を引き下げ,積極的に転職を誘導奨励することにある.この制度や出向,転籍,有期雇用の増加により,〈終身雇用〉慣行の適用範囲は縮小し,〈雇用の流動化〉が進んだ.〔参〕社会政策叢書編集委《日本型企業社会と社会政策》1994.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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