生活大国5か年計画[経]1992.6.25
生活大国5か年計画[経]1992.6.25
〈地球社会との共存をめざして〉との副題をもつこの経済審議会答申は,〈地球規模で考える〉こと,〈生活者・消費者を重視する〉ことが日本の〈基本的課題〉であることを明記していた.そして〈生活大国への変革〉のため,(1)経済成長優先・企業の発展重視の価値観の否定,(2)環境保全や生活者・消費者の視点の重視,(3)女性・高齢者・障害者の立場を尊重した社会づくり,などを提唱した.96年度までに年間総労働時間1800時間の達成,大都市圏で平均年収の5倍程度を目安に住宅の取得が可能となることが目標とされた.政府は,これを受け,6月30日に新経済計画を決定した.〔参〕経済企画庁《生活大国5か年計画》1992.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。