地球温暖化防止条約[国]1992.5.9
地球温暖化防止条約[国]1992.5.9
正式名称は気候変動枠組み条約.地球の温暖化をまねく二酸化炭素等の排出量の規制を求める機運の高まりを受け,国連環境開発会議で採択された.当初,欧州諸国は拘束力のある排出規制を求めたが,米国が反対するなど,利害の対立がみられた.最終的には,(1)CO2等の排出量を90年代末までに〈それ以前〉のレベルに戻す,(2)90年レベルに戻すことをめざす政策・措置に関する情報を通報する,(3)通報された政策・措置を締約国が審査し,必要に応じて規則を変更する,という内容となった.〔参〕《朝日年鑑1993年版》.1992[国]6.3.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。