法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   宮沢喜一内閣[政]1991.11.5

宮沢喜一内閣[政]1991.11.5

宮沢喜一内閣[政]1991.11.5

   自民党総裁選に出馬したのは,宮沢喜一,渡辺美智雄,三塚博の3代議士であった.一時は小沢一郎前幹事長擁立に動いた竹下派が宮沢支持に回ったため,10月27日の投票で宮沢総裁が選出された.宮沢政権は,リクルートやロッキードなど汚職事件に関与した政治家を閣僚に起用するなど政治改革問題の幕引きを図り,国連平和維持活動(PKO)協力法を成立させてカンボジアに自衛隊を派遣し,92年夏の参院選では失地回復に成功した.しかし,その直後に金丸副総裁の東京佐川急便事件への関与が,93年には金丸不正蓄財事件やゼネコン汚職などが次々に発覚した.宮沢首相は選挙制度改革に意欲を見せたものの最終的には腰砕けとなり,同年6月18日,党内から多数の造反者が出て内閣不信任案が成立,解散・総選挙に突入した.〔参〕朝日新聞政治部《竹下派支配》1992.⇒1992[政]2.14,同8.27,1993[政]8.9.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ