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91春闘[労]1991.4.3

91春闘[労]1991.4.3

   91春闘は,バブル経済の崩壊の影響もあり,景気の後退傾向のもとで取り組まれた.賃上げ要求では,連合が8~9%,全労連は3万5000円以上と,ともに前年と同一の目標を掲げた.また,連合は,時短に関する中期的プログラムの設定を,経営側に要求した.4月3~4日,金属労協,NTT,私鉄,電力への回答があり,相場のリード役と目されたトヨタは5.52%で決着した.JC大手は6%の壁を越せなかったが,NTTと大手私鉄は6%に達した.労働省調べの春闘妥結結果は1万4911円,5.65%で,前年より115円,0.29ポイント下回った.なお,国民春闘共闘委関係は,賃上げ率で6.40%であった.時短は,要求件数,回答件数とも前年を上回った.〔参〕《日本労働年鑑》62集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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