定年後再雇用制度[経]1991.1.-
定年後再雇用制度[経]1991.1.-
定年退職後も,引き続き同一企業あるいは同一企業グループ内で雇用を継続する制度.高齢者に対する雇用対策として,定年延長とともに重視されている.労働省〈雇用管理調査〉(1994年)によれば,50.6%の企業にこの制度がある.しかし,従業員5000人以上の大企業では,対象となるのは〈会社が必要と認めた者に限る〉が65.8%を占め,〈原則として希望者全員〉は僅かに8.2%に過ぎず,300人未満の中小企業の〈希望者全員〉の27.7%と比べ著しく少ないのが現状である.〔参〕労政時報1994年1月28日号.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。