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日産家族手当女性差別裁判和解[労]1990.9.5

日産家族手当女性差別裁判和解[労]1990.9.5

   日産自動車の女性社員7人が,家族手当の支給対象を〈世帯主〉に限定し,女性従業員への支払を拒否しているのは男女差別だとして,家族手当や慰謝料として1200万円余の支払を求めていた訴訟において,東京高裁で和解が成立した.会社は,10月1日付で家族手当支給規定を改めることを前提に,和解金130万円を支払うこととなった.新規定は,(1)世帯主条項を撤廃し,男女を問わず実際に家族を扶養していれば支給対象者とする,(2)被扶養者の有無は税法上の扶養家族で判断する,(3)支給範囲を〈本人の血縁者〉から〈扶養している配偶者の両親,兄弟姉妹〉に拡大する,などであった.〔参〕赤旗1990.9.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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