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オンブズマン制度[文]1990.7.6

オンブズマン制度[文]1990.7.6

   オンブズマン(ombudsman)とは,国民・市民に代わって行政を監視し,市民からの行政に関する苦情を受け付けてこれを調査し救済を勧告するなど,行政の公正・適正な運用を図るために行動する人のこと.行政監査専門委員などと訳される.もともとはゲルマン民族の慣行で,不法行為によって被害を受けた者に代わって補償金を取り立てるため,中立の団体から選ばれた者をこう呼んだ.1809年スウェーデンに始まり,現在では欧米各国に見られる.川崎市は元助役のリクルート疑惑などを契機に,条例で〈川崎市市民オンブズマン制度〉を制定し,3人のオンブズマンをおいて,この年の11月1日から発足させた.〔参〕前川清治《川崎市の市民オンブズマン制度》1991.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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