全労協・全国一般東京南部支部アトラス・ジャパン分会[労]1990.2.28
全労協・全国一般東京南部支部アトラス・ジャパン分会[労]1990.2.28
アジア系外国人労働者が結成した初の労働組合.この日,英文の書類作成や翻訳,人材派遣業のアトラス・ジャパンに働くフィリピン労働者6人が結成した.6人が来日前,現地の代理会社と交わした合意書によれば賃金は23万円であった.しかし,日本での直接契約では,基本給5万円,食事代補助3万円,住居の無料提供で,残業代を含めても手取り賃金は7~9万円にしかならなかった.この労働条件の大きな食い違いが,組合結成の契機であった.〔参〕日本経済,朝日,毎日の各紙1990.3.1.付.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。