本島長崎市長銃撃事件抗議集会[社]1990.2.24
本島長崎市長銃撃事件抗議集会[社]1990.2.24
88年暮の長崎市議会で〈昭和天皇に戦争責任あり〉と発言した本島等・長崎市長が,90年1月18日白昼,長崎市役所前で右翼団体員に狙撃され全治1ヵ月の重傷を負った.本島発言を支持する署名運動を進めてきた〈言論の自由を求める長崎市民の会〉は,この日,狙撃事件に抗議する初の全国規模の集会を開催した.同様の集会は全国各地で開かれ,3月には参議院本会議でも〈暴力行為の排除に関する決議〉が全会一致で採択された.4月には天皇の即位儀式に反対するキリスト教系4大学学長声明に名を連ねた弓削達フェリス女学院大学学長宅に銃弾が撃ち込まれる事件が発生し,天皇制をめぐる自由な言論を脅かすテロの続発は大きな波紋を広げた.〔参〕径書房編《長崎市長への7300通の手紙》1990.⇒1988[文]12.7.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。